鷲崎健がラジオで語った、声優・豊崎愛生の渋すぎる音楽趣味

 
先日、文化放送デジタルラジオで放送された鷲崎健の超ラジ!」内において、個人的にとても興味深かい話題があったので文字起しをしておきます。この日の「鷲崎健の超ラジ!」は久しぶりにゲストなしの放送で、番組冒頭からMCの鷲崎健さんがその豊富過ぎるボキャブラリーと言葉のセンスを駆使して喋り捲りの90分だったのですが、その中で今大人気の女性声優、豊崎愛生さんについての話が出てきたのです。
 
リスナーからのメールで「今現在、鷲崎健さんの『ラブメイト10』の一位は誰ですか?」という趣旨のメールが届きます。「ラブメイト10」とは、鷲崎健さんが恋人として、あるいはお友だちとしてお付き合いをしたい「いい女な」女性声優を番付にした、コレ以上ないほど図々しいランキングなのですが、この質問に対して鷲崎さんが返した答えが、豊崎愛生さん。
 
その理由というのが「豊崎さんが音楽好きだから」ということで鷲崎さんの口から、豊崎さんの音楽嗜好が語られたのですが、コレがとても若手女性声優のものとは思えない、かなり渋めの趣味だったんです。
 

愛生ちゃんって美人で話してても面白いのに、音楽の趣味が渋いのよ。
 
なんか話してみたら、トム・ウェイツが大好きやねんて。
 
あんだけ若くて、まだ21とか?
 
(以前、豊崎さんが文化放送でやっていた)月曜日のラジオでも渋めの曲かけてたんやて。
 
あんだけ若くて可愛い娘がトム・ウェイツ聴いてますって。
 
この間会った時にね、
 
「何? やっぱ(トム・ウェイツのアルバムで好きなのは)2ndまで?」って聞いたら、
 
「私は、2ndまでですね〜」って。
 
「あ、そう。俺は3rdもイケるねんけど〜」とか話してんけど。
 
それって割とちゃんとトム・ウェイツ聴いてる人の会話じゃない?
 
まぁ、トム・ウェイツっていってもね。マイナーな人じゃなくて、
 
ちゃんとした全然メジャーな人なんですけど、
 
2009年の若い娘にアプローチする音楽かっていったらね。
 
ディスクユニオンに行ったら2時間、3時間アッという間に過ぎちゃいますよね〜」
 
とか、
 
「今、『アレサ(・フランクリン?)』聴いてるんです〜」
 
とか、ソウル。アトランティック・レコード系とかも聴いてるみたいで、
 
いや、勿論ね、今の音楽。僕が知らない音楽も沢山聴いてらっしゃるのかもしれないですけど、
 
音楽趣味が気になるんですよね〜。CDラック。部屋のCDラックを見てみたいというか…。

 

Closing Time

Closing Time

 
話の中で出てきた、トム・ウェイツアメリカのシンガーソングライター。
ユーモアと辛辣さが混在した歌詞を、味わいのあるピアノ演奏と酒と煙草で潰れまくったしゃがれ声に乗せて歌うかなり渋めな音楽性の持ち主です。
 
■Youtube - Tom Waits / Ol' 55
 
音楽活動以外にも、ジム・ジャームッシュアナ・コッポラ…じゃなかったフランシス・フォード・コッポラの映画作品に役者としても出演している映画俳優でもあります。
鷲崎さんが言う通り、音楽や映画が好きな人だったら絶対名前は知っているミュージシャンだし、メジャーな人ではあるんですが、豊崎さんみたいな若い女の娘、しかもアニメの声優をお仕事にされててアイドル的な人気がある人が、トム・ウェイツを愛聴しているというのは正直かなり意外でギャップがあることだと思うんです。
 
で、またその後のディスクユニオンとかの音楽キーワードも、音楽好きの琴線にビンビン触れるんですよね。「タワーレコード」とか「HMV」とか「新星堂」じゃなくて「ディスクユニオン」。
「あ〜、この娘、本当に音楽が好きなんだろうな〜」っていう。音楽好きののツボを刺激する豊崎愛生さんの趣味とセンス。ポップ・ミュージックおたくの鷲崎さんも、きっとこの辺りにやられたのでしょう。
豊崎愛生さんの代表作といえば、けいおん!」の主人公、平沢唯ちゃんだと思うんですけど、あのアニメにおける音楽的な魅力というのも、こういう豊崎さんの音楽への愛情に起因するところもあるのかな、なんて思ったりもしました。
 
豊崎さんがMCを担当されていた頃の「インターネットラジオ どっとあい」とか好きで聞いていたんですけど、基本おっとりホンワカで可愛らしいイメージなんですけど、たまに「ん?」ってなる瞬間があったんですよね。底知れないところがあるというか、ホンワカした柔らかな物腰の向こう側に更に広がる人間的な奥行きを感じていたというか…。何ていうか、自分にとってはその辺が凄い魅力的だったりしたんですけど。
ご自身の趣味であるギターに絡めて、ラジオなんかでは音楽の話題がちょいちょい出ていたのですが、まさかトム・ウェイツソウルミュージックがお好きだとは…。
 
マニアックな話題になってしまうからか、Blogなんかでは音楽の話題ってほとんど出てこないんですが、いつか豊崎さんの音楽トークをジックリ聞いてみたいです。