「月刊COMIC RUSH」のスペランカーアンソロジー企画が何だかスゴイ
工藤 洋先生の読み切り漫画読みたさに、先日「月刊COMIC RUSH」を生まれて初めて購入しました。
月刊COMIC RUSH10月号。表紙は、今話題の「ドリームクラブ」。
で、その中に載っていたファミコンゲーム「スペランカー」の漫画がおもしろかったので、ちょっとご紹介をしたいと思います。
RUSHでは、ゲスト作家さんを招いて「スペランカーアンソロジーコミック」という企画を行っているのですが、そのラインナップがかなりユニークなんですよ。
今月号に掲載された記念すべき第一回を担当された漫画家さんは、何とあの雑君保プ先生でした。
<月刊COMIC RUSH 2009年10月号 (ジャイブ) P.186>
タイトルは、「みんながスペランカー」。
私は、雑君保プ先生の商業漫画を久しぶりに読んだのですが(同人誌はちょいちょい読んでいました)、目や口が顔の輪郭からハミ出した「デフォルメ」と言うには毒が効き過ぎたフリークスな画風や、独特のブラックなギャグの数々は健在で、相変わらず笑わせていただきました。
雑君保プ先生の画風やギャグの傾向が、「テレビゲーム史上最弱」と呼ばれる「スペランカー」のゲームシステムに良くあっていて、非常にコミカルなギャグ漫画になっています。
とにかく「スペランカー」というテーマに対して、数々のゲームのコミカライズを手掛けられてきた雑君保プ先生のキャリアと芸風が適材適所過ぎで、このキャストをした編集者さんのセンスはスゴイな〜なんて思いながら読んでいたのですが…。
何と、次号に掲載される第二回では、道満晴明先生が登場されるそうです。んん〜〜〜何なんでしょうかね、この抜群のセンスによる人選は!?
ちょっと気になって他の参加者の先生方も調べてみたのですが…。
本日8月26日発売の月刊コミックラッシュ10月号(ジャイブ)にて、ディースリーパブリッシャー原作、888作画の新連載「ドリームクラブ Destiny」と、ゲームソフト「スペランカー」をテーマに複数の作家が読み切りを描く新企画「スペランカーアンソロジーコミック」がスタートした。
(中略)
「スペランカーアンソロジーコミック」の記念すべき第1回にはゲーム雑誌を中心に活躍する雑君保プが登場。続く次号では「性本能と水爆戦」シリーズで知られる道満晴明がスペランカーをモチーフにした読み切りを描くとのこと。現在発表されている同企画の参加メンバーは、ほかに田丸浩史と花見沢Q太郎。個性豊かな作家陣がファミコンソフトの名作をどのように表現するのか、注目したいところだ。
■コミックナタリー - ドリームクラブ&スペランカー、ラッシュでコミカライズ
今日は『スペランカー』の続報をお届け!
ラッシュ本誌の次号予告や一部ブログでは発表されておりますが、
雑君保プ先生
道満晴明先生
田丸浩史先生
花見沢Q太郎先生
そして後ひとり控えております。
ただでは済まない個性溢れる作家さんが、
いかにしてあの名作ソフトを料理するのか!
期待して待て!!
■月刊コミックラッシュ公式ブログ - スペランカーアンソロジーコミックの作家さんは!?
この後も、田丸先生や花見沢Q太郎先生といった漫画家さんの作品が続くようで…スゴイというか、豪華というか…この辺りの個性派の漫画家さんが好きな人にとっては堪らない企画ではないでしょうか?
現在、名前の出ている4人の他に、あと一人控えているという漫画家さんの名前も気になるトコロです。
何はともあれ、次号の道満晴明先生によるスペランカー漫画は、どんな内容になるのか気になりますね。
ちなみに、11月には雑君保プ先生の未完の長編漫画「そして船は行く」が完全版として復刊されるそうです。
「海賊潰し」をしながら旅を続ける女戦士二人の物語。「カルトクイズ100人伝」や「ワールドヒーローズ2」と共に買い揃えていたんですが、引越しの時に一緒に失くしてしまい、そのままになっていたのでコレは嬉しいです。
昨年、短編漫画をまとめた総集編が2冊刊行されましたが、この辺の漫画家さんの再評価とか起きてるんでしょうかね?
小川雅史先生の「速攻生徒会」とか、完全版としてもう一回復刻されないかしらん?
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