「HEROMAN」最終決戦の相手、ゴゴールのラスボス感がマジハンパない件!

 

 
遂に明日、ラストエピソード「FAITH」が放送される「HEROMAN」
 
ここ最近は、ず〜っと過去エピソードを見返して、大好きな作品の最終回を迎える心の準備をしていたのですが…いや〜やっぱり、おもしろいです!
特に、「ラストバトル」編に突入してからの盛り上がり具合が尋常ではなく、コチラの胸は高鳴りっぱなし。特に、最後の大ボスであるゴゴールの存在感がハンパじゃないんですよ!
ジョーイ&ヒーローマンの前に再び現れたゴゴールですが…これが、もう「HEROMAN」というアニメを締めくくるに相応しい、異常な強さと極悪具合で「ラスボス」としての風格がバリッバリ!
 
今回のエントリでは、第25話「CRISIS」のおさらいの意味も込めて、その辺の感想をアレやコレやと書いてみたいと思います。
 
 

■ハンパないゴゴールのラスボス感!

ジョーイとヒーローマンの前に「最後の敵」として、そして「復讐者」として立ち塞がるスクラッグのボス、ゴゴール…。
もうですね、その「ラスボス」感がハンパじゃないんですよ!
 

 
ゴゴール…何はともあれ、デカいです! めちゃくちゃデカい! とにかくデカい!
「HEROMAN」では、正義のヒーローであるヒーローマンが巨体なので、敵役として登場するキャラクターやガジェットも巨大なものが多かったのですが、その中でも群を抜くデカさ!
 
しかも、復活したゴゴール。ただ単にデカいだけじゃありあません。
 

 
メチャクチャ悪いです! 自分を復活させた部下のスクラッグたちを食べちゃう!(この場面、割と本気でショッキング) 本当に、極悪です! しかも、それをエネルギーにして、より凶悪な姿へと変身までしでかしちゃいます!
ヒーローマンとの初戦でも羽を生やした形態へと変形し、散々ジョーイたちを苦しめたゴゴールですが、今回の変形後の強さと極悪っぷりは前回のそれが比べものにならない程に飛び抜けたレベルへと進化をしています。
 
アニメや漫画なんかだと、「デカい=強い=悪い」という三段構造は「悪」を構成するシンプルなイメージの連鎖になっていますが、その王道を徹底的に貫いた敵役だからこそ持つことができる貫禄と威圧感。
「HEROMAN」は、様々なエモーションや物語の奥行を孕みつつも、そのストーリーの根幹となる部分はシンプルかつオールドスクールな「ジャスティス(善)」と「イーヴル(悪)」の対立なのだと私は感じているのですが、そうした物語の中で、圧倒的に巨大で強大な「イーヴル」をラストに持ってくることで生まれる説得力ですよね、ゴゴールの「ラスボス」としての、そして「悪」としての説得力。
 
再生ゴゴール…マジでハンパないですっ!
 
 

■そして、ラストは敵キャラクター大集合!

そして、「HEROMAN」のラストバトルに登場する敵役は、ゴゴールだけではありません。
今までに、ジョーイやヒーローマンと熱い戦いを繰り広げてきた敵役たちが一斉に再登場をします。
 

 
再び「HEROMAN」ファンの前に現れる過去の敵役たち。最後のバトルにおいて、その役割と立ち位置は様々です。
ジョーイ&ヒーローマンと力を合わせて、ゴゴールに立ち向かうウィルに、教授やサイと共にヒーローマンのサポートに回るMR-1
 
■「HEROMAN」 理想的なヒールがいることで輝くバトルシーンの熱さとカタルシス
 
私は、こんなエントリを書いているくらいヒーローマンとMR-1のバトルに、猛烈に胸を熱くさせられたのでこのMR-1の「ベビーフェイス(善玉)」としての再登場は本当に嬉しかったですね〜。
 
勿論、味方として再登場するキャラクターもいれば、対照的に「悪」として再登場を果たすキャラクターもいるわけで…。
 

 
スクラッグの残党や、「島編」に登場をした異常進化した植物兵器は、やはりゴゴール側としての再登場。
そして、何と言っても忘れちゃいけないのがコイツですよね! そう、タマです!
 
■シリアスとユーモアの狭間で転がるストーリー - 「HEROMAN」第04話「タマ」
 
「HEROMAN」の前半に登場し、その圧倒的なインパクト&ビジュアル&響きからファンに強烈な印象を与えた「タマ」。何気にヒーローマンが過去エピソードの中で唯一勝てなかった対戦相手ですが、勿論コイツもラストバトルに参戦をします!
で、タマはスクラッグと共に、ゴゴールの新たな力として吸収をされるわけで…そりゃ、強いよ、ゴゴール!
 
スクラッグ、ウィル、MR-1、植物兵器、そしてタマ…。ウィルは、単純に「善」と「悪」に割り切ることができない、複雑なアイデンティティと立ち位置を持ったキャラクターですが、これまでに出てきた敵役たちが一気に勢ぞろいをするこの豪華さとワクワク感。
そして、それぞれがジョーイ&ヒーローマンの味方になるか、それともゴゴール側に立つか、というポジションをハッキリと異にすることで生まれる「善」と「悪」のコントラスト。
 
もう、こうした強烈な「ラスボス」や、「善」と「悪」の対立構造を、ラストバトルに配置する辺りが、何とも「HEROMAN」らしくて心憎い。そこから生み出されるエネルギーとゾクゾクするような高揚感。再生ゴゴールは、正に「ラスト」を飾るに相応しい相手だなぁ、と思います。
 
 

■まとめ

その強大なパワーでパートナーであるジョーイを、仲間を、世界を守り続けてきたヒーローマンですが、ゴゴールとのファーストバトル以降は、シビアな戦いが続いてきました。それが、ジョーイとのパートナーシップを通じて、そしてNIAの強化スーツを得ることで、第24話「RESSURECTION」!では再び圧倒的なストレングスを見せてくれましたが、そんなヒーローマンの力をもってしても敵わない再生ゴゴールの強さ!
 
ジョーイとヒーローマンは果たしてこの強大な悪に勝てるのか? 最後に立っているのは「善」と「悪」果たしてどちらなのか? そして、ジョーイは本当の「ヒーロー」になれるのか? …期待と不安が入り混じる「HEROMAN」のラストエピソード「FAITH」は、いよいよ明日放送…その戦いの行方をジックリ見守りたいと思います!!
 
 

■おまけ

「あの」衝撃的過ぎるラストシーンといい、ショッキングな展開が続出した「CRISIS」ですが、そんな時にもユーモアを忘れないのが「HEROMAN」という作品のチャーミングなところ。
 

 
前回、前々回で、あれだけセンチメンタルなエモーションを見せてくれた、リナとホリーのド派手なリアクション&ズッコケシーンなんかは、如何にも「HEROMAN」らしいユーモア&ジョークセンス。
MR-1を引き上げる時の「ゆっくり!」と「急いで!」というリナとホリーの掛け合いのくだりとか、まさに「HEROMAN」のシナリオ力の本領発揮って感じでしたね〜。
 
 
 
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