「週刊プロレス」に掲載されている、プロレス団体DDTの記事が毎回ぶっ飛び過ぎ!

 

 
漫画やアニメにプロレスを絡めたエントリが多い拙BLOGですが、今回はプロレスネタオンリーの記事で更新を。
 
皆さんは、DDTというプロレス団体を御存じでしょうか? "ドラマティック・ドリーム・チーム"…略してDDTは、1997年に旗揚げをされた日本のインディープロレス団体。その創世記より、エンターテインメント路線に重きを置いたリング上のストーリー展開と、それに負けない熱い試合で、現在のプロレス界で独自の地位を築き上げている団体です。
 
DDTの魅力は、何といってもそのユニークなプロレスの魅せ方にあります。例えば、プロレスをリングの上だけでなく、キャンプ場や工場、本屋さん、商店街や花やしき遊園地…といった幅広い(という幅広過ぎ!)なフィールドで行うプロレス、通称「路上プロレス」に、
 
<『BEST OF THE SUPER 路上プロレス〜路上王 飯伏幸太編〜』予告>

 
そんな破天荒な"リング"の上で暴れまわる超個性的なキャラクターのプロレスラー(例:どー見てもダッ○ワイフにしか見えないプロレスラー)、映像を巧みに取り入れたセンス抜群のストーリー展開などなど。とにかく、「魅せる」「楽しませる」要素に満ち満ちた新しいタイプを日々クリエイトし続けている団体、それがDDTプロレスリングなのです。
 
で、そんなオモシロい試合を繰り広げているDDTですから、専門誌での試合リポートなんかも毎回オモシロいことになっています
そんなわけで、今回のエントリでは「週刊プロレス」誌に掲載をされたDDTの試合レポートをアレやコレやとご紹介! できれば、プロレスを余り知らない、興味がない方にこそ読んでいただいて、「こんなプロレスもあるんだ!」なんて思っていただければ幸いです!
 
 

週刊プロレス No.1591 P.114


 
はい、えんどコイチ先生の名作ギャグ漫画「ついでにとんちんかん」ばりの「いきなり尻みせ」です。一発目からこんな感じです。
 
DDTの真夏の恒例イベント、「ビアガーデンプロレス」(プロレス会場でビアガーデンをやってしまおう! というお祭り企画)での一コマなのですが、これ「プロレス誌の試合レポート」って言わなきゃ、完全にただただ変態が写ってるだけのポートレイトですよね。シュール!
 
プロレスラー3人の尻がモロに写った写真から放たれる圧倒的な尻圧(=けつあつ:「尻による圧力」の意)に、20年近いプロレス観戦キャリアを誇る自分のようなファン層でさえ、「あれ? プロレスって尻を出した方が試合に勝つ、そんな『お尻を出した子一等賞』的な『まんが日本昔話』みたいな格闘技だったっけ???」と、一瞬"プロレス"に対する価値観と概念がゲシュタルト崩壊を起こした程です。
 
「尻ーズは尻出して 大団円」という、上手いこと言ってるようでそんなに上手いこと言ってないコピーもいい味を出しまくっています。
 
ちなみに、この「ビアガーデンプロレス」は、DDTの所属選手が各日程のプロデュースを行い、割と選手の自主性とアイデアに任せたフリーダムな試合を行っているため、毎年毎年こんな感じのオモシロハプニングが巻き起こります。というか、尻が出るとかDDTの本興行でもザラです。
 

 
今年は、この尻丸出しの他に、涼宮ハルヒの憂鬱」のハルヒのコスプレをしたレスラー(勿論、男)がリングに乱入し、皆で「ハレハレ愉快」を踊ったりしたみたいです。宇宙人、超能力者、未来人の他に、女装したプロレスラーもハルヒの元には集まるんですね。(プロレスの既成概念が)まっがーれ↓スペクタクル
 
…一応、言っときますが、コレは"プロレス専門誌"に掲載をされた"プロレス"の試合レポートです。
 
 

週刊プロレス No.1593 P.118

DDTの魅力の一つが、試合や試合に至るまでのドラマの中で登場するパロディの数々です。漫画、アニメ、アイドル、時事ネタ…といった様々なカルチャーを取り入れられたパロネタには、名作が多いんですが、その中でも近年の個人的大ヒットだったのがコレ!
 

 
プロレスユニットほもいろクローバーZ結成!
 
AKB48Berryz工房、アイドリング、お隣の韓国からはKARAに少女時代…そんなアイドル戦国時代に、颯爽とプロレス界から飛び出した飯伏幸太男色ディーノ大石真翔の三人によるアイドルグループがこの「ほもいろクローバーZ」! って、大丈夫なのか、このネーミングは!!
 
ちなみに、「ほもいろクローバーZ」というユニット名は、メンバーでありリーダーである男色ディーノがホモであることから来ています。男色ディーノは、ゲームライターとしても活躍しているので、プロレスファンだけでなく、その辺りのカルチャーが好きな方にもこの人の尖ったセンスは届いていることと思いますが、それにしたって「ほもいろクローバーZ」ってユニット名、もう何ていうかバツグン過ぎます。そもそも、"男色ディーノ"っていうリングネーム自体が、往年のジャンプ漫画魁!!男塾」に登場をする"男爵ディーノ"のパロディですからね。
 
ちなみに、「ほもいろクローバーZ」の試合中には、本家本元の「ももいろクローバーZ」の曲が流れたりするそうです。あと、ファンによってこんなトリビュート映像も作られる始末です。
 

 
まぁ、これを見れば男色ディーノを初めて知った方にも、このレスラーの男色っぷりが伝わったと思うのですが…いいのか、コレは…?
…一応、言っときますが、コレは"プロレス専門誌"に掲載をされた"プロレス"の試合レポートです。
 
 

週刊プロレス No.1596 P.43

続けて、これまた「いいのかコレは…?」 な記事を!
 

 
ローションをリングにぶち撒け、パンティーとブラを身に付けた選手(当然、全員男)がヌルヌルになりながら、相手のパンティーとブラを脱がせ合うという、文字情報だけでもその地獄絵図っぷりが伝わってくるバトルロイヤル、名付けて「ポロリもあるよ! ドキッ! 男だらけのブラ&パンティーランブル」のレポートなんですが、プロレスファンの目から見ても、一言で言ってドイヒー、二言で言って、大変にドイヒーです。
 
そんな地獄のようなバトルロイヤルで優勝した佐々木大輔の得意げな顔と「ヌルヌル王子降臨! ブラとパンティーを脱がさせたら世界一の男、それが佐々木大輔!」という、これまたドイヒーなコピーとのギャップも堪りません。そんなバカなことじゃなくて、プロレスで世界一を目指しなさいよ!
よくよく見てみると、相手のブラを奪って勝ち誇る佐々木大輔の横で、レフェリーがローションで滑っているのもジワジワきます。
 
ちなみに、こんなことやってる佐々木大輔ですが、日本が世界に誇る職人レスラー、ディック東郷からレスリングの手ほどきを受けたテクニシャンタイプのプロレスラー。メジャー団体である新日本プロレスにも参戦をしている程の実力派です。そんな彼も、DDTのリングではヌルヌル王子に"変身"し、相手(勿論、男)のブラとパンティーを剥ぎ取る…プロレスって…深い…。
…一応、言っときますが、コレは"プロレス専門誌"に掲載をされた"プロレス"の試合レポートです。
 
そして、最後は問答無用、インパクバツグンのコレ!
 
 

週刊プロレス No.1595 P.77


 
「貧乳が好き!」
 
…プロレス好きな皆さん、そして、プロレスを知らない皆さん、私は両方に聞きたいです。
プロレスラーっていったらね、リングの上で「ぶっ殺してやる!」とか「ぶっ潰す!」とか、あと「お前、平田だろ!?」とか色々と勇ましいアピールをしてきたり、覆面レスラーを堂々と本名で呼んだりしてきたわけじゃないですか。そんな中でね、かつて自分の好きなおっぱいのサイズを声高に叫ぶレスラーがいましたか!?
 
もう、この辺まで来ると「週刊プロレス」のライターさんも、悪乗りかつノリノリで記事を書いているのが誌面から伝わってきますね。
このフリーダムなハチャメチャさこそが、"DDT"という団体の…ひいては、"プロレス"というジャンルの最大の魅力だと、私はこう思うわけです。
 
あと、最後に! …一応、言っときますが、コレは"プロレス専門誌"に掲載をされた"プロレス"の試合レポートです。
 
 

■まとめ

インパクト重視で選んだ「週刊プロレス」誌のDDTレポート記事をいくつかご紹介。最近の週プロのDDT記事が日々オモシロさが加速していて、かなりヤバいです…。
 
勿論、今回のようにお笑い路線だけでなく、シッカリとした"闘い"もDDTにはありますので、その辺りもバッチリご安心ください。
エース選手である飯伏幸太なんて、新日本プロレスのチャンピオンにまで上り詰めましたからね。来年には、念願だった武道館大会の開催も決定(インディー団体が武道館興業を行うなんて、偉業も偉業!)し、破竹の快進撃を続けるDDTプロレスリング
ご興味のある方は、是非とも会場に一度足をお運びください!