福岡での「波打際のむろみさん」先行上映会に行ってきたとよ!

 

 
先日、福岡で行われたアニメ波打際のむろみさんの先行上映会に参加をしてきました!
 
福岡は私の地元なので、"帰省"ということになるんですが…えぇ、今回は「むろみさん」を観るためだけの帰省です、はい。「むろみさん」を観る為だけに、一泊二日で東京〜福岡間を往復です。何の為に? そんなん、一刻も早く「むろみさん」を観る為に決まっとろうもん!!(何故か、逆ギレ気味)
 
どうでもいい話ですが、母親に本気で怒られましたからね。「普段は東京行ったきり、盆も正月も全然帰ってこんし電話もよこさんのに、こういう時だけ帰ってきおる!」って。…去年、従弟のシンヤ君の結婚式があった時は、ちゃんと実家に帰ったやないか!
あと、出発前に「家に帰った時に観たいから、仮面ライダープリキュアの録画しておいて」って頼んだら、それもメチャクチャ怒られたなぁ…「あ、ウチの両親、こんなに怒ることあるんや…」って思う位、怒られました…。
 
とはいえ、原作漫画大好きで、スタッフさんが私がこれまた大好きなアニメであるにゃんこい!」SKET DANCEに携わった方々で、更に、舞台が私の愛して止まない故郷である福岡県…となれば、これは居ても立ってもいられない! というわけで、行ってきました「波打際のむろみさん」先行上映会。
アニメイベントがなかなか開かれない福岡という地で、単独でイベントを開いてくれた…という製作者さん達の男気に応えるべく、割かしハードスケジュールで東京から参加をしたのですが、何というか、観終わった後はその疲労が全部ぶっ飛ぶくらいおもしろかったです! 「波打際のむろみさん」!!
 
そんなこんなで、今回のエントリでは、このイベントのレポートをアレやコレやと!!
 
 

■東京から福岡は…やっぱり、遠かった!

取りあえず、本編のイベントレポの前に一言だけ言わせてください。
 
いや〜やっぱり、東京から福岡は遠いわ!
 
今回、改めて気付いた!! 取りあえず、当日は朝5時に起きてアレコレと旅支度を整え、電車で成田空港まで。
 

 
で、そこから福岡へ一気に飛行機で移動!
 

 
着いたぜ、我が故郷、福岡!!
 
…って、BLOGだと僅か数行のテキストと数枚の写真で済ませられますが、実際は1,000km以上移動をしてますからね…。イベントの前に、実家に立ち寄ろうとしたのですが、開場時間が迫ってきてしまい、意外とタイトなスケジュールになってしまったので、そのまま会場へ。
 

 
今回のイベントの会場であるキャナルシティは、福岡の中心地にある大型複合商業施設。どうです? なかなかにお洒落な外観でしょ? これが出来たのは、自分が中学生の時だったかなぁ…HMV(もう、今は無くなっちゃいましたが…)やお洒落な洋服屋さんなんかが入っていて、地方都市在住の背伸びしたい中学生だった自分は、よくお世話になったものでした…。
 

 
そんなちょとノスタルジックな気分を思い起こさせてくれたキャナルシティ。本イベントの数日前には、プロレス団体、IGFのイベントでアントニオ猪木が来福をしていたみたいです。猪木からむろみさん…燃える闘魂から人魚まで、色んな人が来ますね、キャナルシティ…。
 
上映会は、キャナルシティに入っている大型のシネコンユナイテッド・シネマ キャナルシティ13で行われたのですが、テレビアニメを巨大なスクリーンと大音響で観れたのは本当に嬉しかったですね! こういう環境の良さも相まって、本作の魅力をいち早く、そして、より強く感じられた気がします!
 
 

■「波打際のむろみさん」…メチャクチャおもしろかったですよ!


 
そんな幸せなシチュエーションの中で観た「波打際のむろみさん」の第1、2話。本作は、1話15分というフォーマットのアニメなんですが、その短めなフォーマットの中でも、もーとにかくメチャクチャによく動く動く! そのアニメーションというのも、監督である石原達矢さんのイズムが溢れるというか、物凄くかしましく、そしてギャグちっくに動きまくります!
 
笑いと派手なアクションの為なら、キャラの顔を崩すのも辞さず…な石原監督の作風は、本作でも健在で、貞方希久子さんの可愛らしいキャラデザによるむろみさん達の顔がコミカルに歪みまくる辺りも、石原達矢さんのファンには堪らないものがあると思いますね。
 
エピソードは、原作漫画のネタを丁寧に、そして、忠実にアニメ化している印象を受けたのですが、そこにド派手でハチャメチャなアクションが加わっているものだから、物凄くハイテンションなギャグアニメに仕上がっています。原作を既読の方にとっても、また新しい魅力があるアニメ化となっているのではないかな、と。
 
それから、印象に残ったのは司会を担当されていたキングレコードのスタッフさんが、「(むろみさんの舞台が)福岡ということで、福岡発信でイベントをやりたかった」と言ってくれたこと。地元出身者として、こんなに嬉しい言葉はなかったです!
 
そうした福岡への郷土愛、舞台となっている地域へのこだわりの強さというのは、本作のキャスティングにも色濃く反映をされています。
 
主役のむろみさんを演じる田村ゆかりさんは、福岡出身の声優さん。その周りを中原麻衣さん、野中藍さん…といった、これまた福岡県出身の声優さんが固めている。まるで、出身地によってキャストを決定したかのような配役…から、劇中で飛び出す福岡弁の数々は、イントネーションといい、言い回しといい、非常にナチュラルでネイティブのそれに近いニュアンスを受けました。
 
何はなくとも、もう田村ゆかりさんの博多弁っていうのが、キュート過ぎてキュート過ぎてゆかりんファンには、この辺りも大きな見所の一つになると思いますので、どうぞお楽しみに! 第2話から登場をするリヴァイアさん役の中原麻衣さんの北九州弁も然り!!
 
"方言"…といえば、これまた合間のトークで語られたエピソードなんですが、地元出身の声優さんが多数出演をされている本作。収録中には、半ばアドリブ的に"台本には書かれていない方言"なんかも飛び出していたらしいです。そんな自然体でのお国言葉が盛り込まれた本作。ゲストで登壇をされた上坂すみれさんも「可愛い!」と仰られていた博多弁のチャーミングな魅力を是非とも感じていただきたいと思います!


インパクト大な主題歌についてもちょっとだけ…

とにもかくにも、アニメファンとして、原作ファンとして、そして、地元出身者として、その魅力を様々な面から語りたくなるアニメ「波打際のむろみさん」ですが、ここでやっぱり今回のイベントのもう一つの目玉として登場をされた上坂すみれさん…そして上坂さんが歌われる本作の主題歌「七つの海よりキミの海」についても語っておきたいと思います!
 
ニコニコ動画でのイベントでアニメのオンエアーより一足早くお披露目をされていた「波打際のむろみさん」主題歌&上坂すみれさんのデビュー曲「七つの海よりキミの海」。発売日やCDの販売フォーマットなどの情報は早くからインフォメーションが行われていたのですが、何故か作曲者、作詞者のクレジットはどこにも出ていませんでした。
 
あの凄まじいアヴァン・ポップ・ナンバーを手掛けたクリエイターさんが一体どなたなのか、個人的に気になって気になって仕方がなかったのですが、こちらも先行上映会のOPクレジットで一足早く確認。すると納得、作曲は神前暁さんで、作詞は畑亜貴さん! 成る程、そりゃエッジの効いた曲に仕上がるハズだわ〜と劇場でうんうんと頷きました。数々の斬新なアニソン、声優ソングを手掛けて、その辺の音楽シーンの世界を広げ続けている鉄板のタッグですもんね。
 
ちなみに、最初に聴いた時は「こんなハチャメチャな曲、どうやってアニメのオープニングにアジャストさせるんだ!?」とドキドキしていたのですが、アニメのOPは曲のリズムと歌詞にフィットした素晴らしい出来になっていまして、こちらも驚き。特に、中盤の「むろみ〜!」というシャウトをああいう形でアニメーション…そして、キャラクターとシンクロさせるとは思いませんでした。あんなアヴァンな曲なのに、作品の世界観と喧嘩させることなく、主題歌として落とし込めるなんて…。アレは、本当に技あり、お見事! あと、「むろみさん」のOPは、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」ファンならば必見の出来です。
 
また、今回のイベントでは、そんなナンバーを上坂さんの生歌で聴く機会に恵まれたわけですが…残念ながら、自分は後方の席で観たので細かな表情や所作は分からなかったのですが、いや〜でも本当にチャーミングな方でしたね。あと、ファンの人たちが全員赤いサイリウムをお揃いで持っていたり、ヘルメットを被ってたりしたのが凄くおもしろかったです。
 
素晴らしいアニメを観て、上坂すみれさんを観れて、生歌を聴けて…東京から帰った甲斐があった、本当に素敵なイベントだったと思います!
 
 

■まとめ

そんなこんなで、見所満載だった「波打際のむろみさん」。本放送が本当に楽しみなアニメですね。
 
ちなみに、福岡でむろみさん繋がりのニュースなんですが、今、福岡にある遊園地スペースワールドでは、「波打際のむろみさん」を作っているタツノコプロの創立50周年を記念したイベント、特別展示を行っているみたいです。
 
■50周年記念 タツノコプロ展(スペースワールド)
 
自分は時間がなくて観に行けなかったのですが、むろみさんの地元である福岡で、アニメ版の製作会社であるタツノコプロのヒストリーを振り返る…なんてのもなかなかに趣深いと思います!
 
いや〜やっぱり、いいですね、福岡! 大好き!!
 
 

■おまけ


 
「むろみさん」の名前の由来にもなっている福岡のランドマーク的な河川、室見川。そんな川のほとりにある福岡市地下鉄室見駅。…これも一種の聖地巡礼