大川茂伸さんの音楽をまたテレビアニメで聴けるのが嬉しい! - 「ミス・モノクローム」の私的多幸感

 

 
2013年は、本当におもしろい…大好きに、夢中になれたアニメ作品が沢山ありました。
 
たまこまーけっと」に「GJ部」。「波打際のむろみさん」に「ブラッドラッド」、大好きな川口敬一郎監督の「みなみけ ただいま」。それから、「ジュエルペット ハッピネス」と「プリティーリズム・レインボーライブ」とという土曜朝のキッズアニメ2本立て。そして、何より「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」(2013年の私的ベスト!)。
 
正直、「今年は、十二分にアニメを楽しみ尽くした!」という感じなのですが、それでもこれから冬アニメが一気に放送を開始するという神無月。お腹一杯だというのに、まだあるというのか! 嬉しい悲鳴とは、このことであります。
 
そんな2013年の冬アニメ。その先陣を切ったのが、堀江由衣さん主演による5分アニメミス・モノクローム -The Animation-。早速観てみたのですが、これがおもしろい!
 
"5分"というショートアニメの尺をフルに利用し、シナリオをショートカットしまくるぶっ飛んだ脚本。特に「193億円」のくだりはヤバイです…。ギャグアニメ、コメディーアニメとして、これからの放送が凄く楽しみなのは勿論のこと、個人的に嬉しいポイントが本作のBGMを大川茂伸さんが手掛けられていること! そんなこんなで、今回のエントリでは「ミス・モノクローム」と大川茂伸さんについてアレやコレやと!
 
 

堀江由衣さんと大川茂伸さん

大川茂伸さんといえば、堀江由衣さんの「マッシュルームマーチ」「JET!!」といった楽曲を作った作曲家さんであり、堀江さんが結成した声優アイドルユニット、Alice5にも楽曲を提供していたクリエイターさん。堀江さんのファンならば、そのサウンドとメロディーを一度は耳にしたことがある作曲家さんです。
 
<堀江由衣 / マッシュルームマーチ>

 
水樹奈々さんが出演をしている戦姫絶唱シンフォギアElements Gardenが音楽を担当したり、田村ゆかりさんの楽曲を数多く手掛ける太田雅友さんが田村さん主演の俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎるに劇伴で参加をするなど、アイドル声優さんの音楽的なブレーンとしての役割を担っている作曲家さんが、その声優さんが主演をしているアニメでBGMも担当する…という、声優さんと作曲家さんがより強い結びつきを持ったアニメ作品がここ最近、目を引くようになってきましたが、この「ミス・モノクローム」も、そういった作品の一つと言えるでしょう。
 

 
素晴らしいポップ・ミュージックを世にリリースしてきた堀江さんと大川さんのタッグは、いうなれば鉄板の組み合わせ。5分アニメの為、音楽的な尺が短くなってしまうのが、ファンとしては何とももどかしいところではありますが、シナリオ同様に密度の高いBGMを聴くことができればなと思います。
 
 

■「ミス・モノクローム」と「ラブひな」、「魔法先生ネギま!


 
また、大川茂伸さんといえば、魔法先生ネギま!主題歌のハッピー☆マテリアルでの仕事もアニメファンならば忘れがたいところでしょう。もう、この曲も8年も前の曲になりますが…何度聴き返してみても、そのメロディーは少しも古びていない。
 
<麻帆良学園中等部2-A / ハッピー☆マテリアル>

 
多幸感に溢れた打ち込みのメロディーと生楽器、裏打ちのリズムが絡み合い、そこに各声優さんの歌声が合わさることで、最高にポップな曲が生まれる…まさに、アニソンの"名曲"ですよね。
 
ちょっとおもしろいのが、この「ミス・モノクローム」。監督が岩崎良明さんで主演が堀江由衣さん…という、ラブひなコンビで、BGMが「ハッピー☆マテリアル」の大川茂伸さん…という、赤松健さん原作のアニメ作品に深く関わっている方々が勢ぞろいをしていること。"3DCGモデルのキャラクラーによる歌とダンス""ヴォーカロイドのパロディ""5分アニメ"といった"今"のアニメのエッセンスがタップリと詰まった「ミス・モノクローム」ではありますが、実は、「ラブひな」直撃世代の自分みたいなオッサンにも凄くツボにハマるというか優しい作品でもあります。と、同時にどれだけ長期間に渡って堀江由衣さんが、声優アイドルトップランナーであり続けているかということも改めて教えてくれる。
 
ニュースクールとオールドスクールが交わる5分アニメ。それが「ミス・モノクローム」。そんな作品に、大川茂伸さんが音楽家として参加をされたことを非常に嬉しく思います。
 
 

■アニメで大川茂伸さんの曲を聴けるのがとにかく嬉しい!

声優さんの楽曲だけでなく、私の大好きなアニメ作品であるにゃんこい!」では、劇中のBGMを担当されていた大川さん。そこでの曲というのが、ひたすらにポップで、尚且つちょっぴりセンチメンタルでエモーショナルで…本当に素晴らしくて、ますます大川さんのファンになったんですが、ここ最近はアニメ関連の仕事から少し離れられていたんですね。
 
活動の場は、PCでの美少女ゲームでの音楽が中心になり、近年では「デリケートな部分」というゲーム音楽の制作チーム(プロダクション?)を立ち上げるなど、徐々にアニメ、声優さん関連のお仕事からPCゲームの方面に活動をシフトされていた印象のあった大川さん。
 

 
そんな大川さんが「にゃんこい!」以来、久々にアニメのBGMを作られる! しかも、堀江由衣さんとのタッグで…!! となれば、これは「ハッピー☆マテリアル」の完成度に驚き、堀江さんのアルバムを聴き、そして「にゃんこい!」にときめいた人間として、こんなに嬉しいことはないです。
 
コメディアニメとしてだけでなく、音楽面でも注目をして観てみたいアニメ「ミス・モノクローム -The Animation-」。大川さんらしいポップなメロディーが劇中でも沢山聴くことができればいいな、と楽しみにしています。
 
 
 
<関連エントリ>
■大川茂伸さんの音楽をまたテレビアニメで聴きたい!
■アニメ版「にゃんこい!」における、ふり幅の大きなBGM楽曲のおもしろさ