「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」には、是非とも"あのヒーロー"を登場させて欲しい!






4月からスタートをしたテレビアニメディスク・ウォーズ:アベンジャーズが何だかお気に入りの作品になってまして、毎週楽しんで観ています。


自分がお休みをいただいている水曜日の夕方に放映をされていること、最近、注目をしている若手声優さんの大空直美さんが出演をされていること…が理由で観始めたのですが、これが予想以上におもしろいんですよ!


自分は、アメコミに詳しい人間じゃないんですが、そんな自分でも名前やビジュアルを知っているヒーローやヴィラン(敵役)が次々に出てくるのはシンプルにワクワク出来ますし、如何にもアメリカらしい、洋画を思わせる粋な台詞回しも良い(特に、子供が相手と言えども全力で皮肉と毒舌を言ってくるアイアンマンが好き)。アレ、毎回脚本を書かれているキング・リュウさんって、アメリカの人なんでしょうか? それとも、日本人脚本家さんの変名? 最近、何気に気になっております…。


そんなこんなで、今回のエントリでは「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」についてアレやコレやと!




東映とマーベルの意外と深くて、長いヒストリー

個人的に「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」で一番おもしろいと思っているポイントが、製作を東映アニメーションが行っていること。


■アメコミと特撮とプロレスをフリーダムに繋げる男 - テディ・ペルク氏とは何者か?


東映マーベルのヒストリーについては上記のエントリにも書かせていただいたんですが、日本とアメリカ、長年に渡って同じく"ヒーロー"をクリエイトし続けたこの2つの会社の間には意外にも深くて長い歴史がある。


日本の市場を開拓したかったマーベルが、アメコミ文化やアメコミのヒーローを根付かせるべく、ジーン・ペルク氏という"特派員"を日本に派遣して、早十数年。アメリカのヒーローを日本に輸入したり、反対に東映のロボットアニメを自社のアメコミ作品に登場させたり…と、過去に両国の間でヒーローの輸出、輸入が活発に行われたわけですが、そんなマーベルの古女房である東映が再びマーベルヒーローが活躍するテレビアニメを作っている…というのは、それだけでもドラマチック。


<東映版「スパイダーマン」>



しかも、東映はマーベルとのパートナーシップを行っていた時代に特撮ドラマ版のスパイダーマンも制作をしている。本場、アメリカでのハリウッド版「アベンジャーズ」では、権利の関係から残念ながらスパイダーマンアベンジャーズのメンバーとして登場をさせることが出来ないそうですが、言わばスパイダーマンというヒーローの歴史においての"オルタナティヴ"である"日本の特撮版スパイダーマン"を制作していた東映版の「アベンジャーズ」にはスパイダーマンが出てきてくれる(そして、劇中で重要な役割を果たしている)というのも、マーベルと東映の歴史を知っていると、これまた趣深いポイントで。




■「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」に、あのヒーローが出てきたら…

さて、そんなマーベルとの深い歴史と繋がりを持っている東映のアニメーション事業部である東映アニメーションが世に送り出す日本版アベンジャーズ。劇中では、主人公の少年、少女たちが不思議なディスクを使ってマーベルのヒーロー達を召喚し、悪に立ち向かっていく姿が描かれていますが、せっかく東映アニメーションが作っているわけですから、キャプテン・アメリカやハルク、マイティ・ソー…といったマーベルのメジャーなヒーロー達だけでなく、"アレ"なんかも劇中に登場させて欲しいなぁ…と思うのです。はい、アレですよ、アレ、アレ。





レオパルドン


東映の実写版「スパイダーマン」に登場をし、その独自性の象徴ともされる巨大ロボット、レオパルドン。主人公にスパイダーマンの超能力を与えた宇宙人が乗っていた宇宙船(これも物凄い設定!)が変形し、巨大化した怪人達と戦いを繰り広げるスーパーロボットですが、どうせだったらこれも東映アベンジャーズである「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」に登場をさせて欲しい!


敵として登場をしたセンチネルとかギャラクタスみたいな巨大なヴィランに対して、ディスクからレオパルドンを召喚! スパイダーマンと共にそれらに立ち向かう…なんてプロットがもしも実現をしたら、かなり熱い展開だと思うんですが…流石に無理かな…。




■まとめ

そんなこんなで、与太話も絡めつつ色々とイマジネーションを刺激してくれる「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」。これもマーベルと東映の歴史があればこそ、ですよね。