『繰繰れ! コックリさん』オープニングアニメーションの変更点まとめ






私がライターとして参加している『ウレぴあ総研』様にて、新しく記事がアップされました。


■アニソン好きライターが独断で選んだ「2014年ベストアニソン」10曲


本年度のアニソンベスト10についての記事を書かせていただきました。もしよろしければ、ご覧になっていただけると大変に嬉しいです!


今年も素晴らしいアニソン、声ソンが数多くリリースされました。なので、上記の記事を書く際も10曲を選ぶのが本当に大変で……厳選に厳選を重ね、アレやコレやと悩みまくり、泣く泣く選外になってしまった良曲も沢山あったんです。


例えば、先日最終回を迎えた『繰繰れ! コックリさん』オープニング主題歌の『Welcome!! DISCOけもけもけ』前山田健一さんのメロディの良さは勿論のこと、『コックリさん』で主役を務める小野大輔さんの歌に共演の櫻井孝宏さんと中田譲治さんが合いの手(茶々?)を入れまくるという斬新な構成と、伝奇、オカルト的な要素を取り入れたコメディ作品のハズなのに何故か曲調はディスコという意外性もあいまって、強烈なインパクトを残した1曲。櫻井さんと中田さんのクレジットなんて、コーラスとかじゃなくて"台詞"ですからね。台詞て!


そんな『繰繰れ! コックリさん』のオープニングですが、実は、曲の素晴らしさに加えて、そのアニメーションにも一工夫とアイデアが。実は、エピソード毎にチョコチョコ変更点があるんです。そんなわけで、今回のエントリではその描写についてアレやコレやと書いてみたいと思います!




■第1憑目『人形少女・ミーツ・コックリさん!』

『繰繰れ! コックリさん』では、エピソードが進み、登場人物が増える毎に、そのアニメーションにキャラクターがドンドン追加をされていく……という演出が施されています。






物語の一番最初のスタート地点、第1話(変則的にオープニングではなく、エンディングで使用。スタッフクレジットも映画的に縦に流れていきます)では、こんな感じだった各カットが、これからドンドン賑やかになっていくことになります。




■第3憑目「狗神ステイハウス!」




第1話、第2話では、コックリさんとこひなの二人っきりだったラストの縁側でのカットに狗神さんが登場。




■第4憑目「気になるアイツはSF系!」




更に、そこに信楽が加わります。市松家の家族(居候?)がこれで全員集合。




■第5憑目『机のお花はメッセージ!』





第4話までは、上の画像のように一人で画面に登場をしていた山本くんのソロカットに、妹さん(口の中にいる寄生エイリアン)が追加。





ラストの集合写真にも山本くんが登場。更に、狗神さんが女体化。




■第6憑目『こひなと一つ目と信楽!』




前回のエピソードを受けて、じめ子さんがラストカットに。憑き物の家族だけでなく、クラスメイトも加わり、こひなの周囲が随分と賑やかになってきました。




■第8憑目『コックリさんの湯けむり秘湯めぐり!』




コックリさんが呪いで女体化をしてしまうエピソードの内容に合わせて、これまで女体化狗神さん、タマ、じめ子さんの三人だった女性キャラクターパートに女体化コックリさん(cv.は白石涼子さん!)が加わります。





全員集合のカットでも女体化しているコックリさん。芸が細かい! ここでタマも皆の仲間入り。




■第9憑目『悩み多きト・シ・ゴ・ロ!』




ラストカットのコックリさん、狗神信楽、タマのモノノ怪4人組がケモノ形態に。




■第11憑目『大人ドロップアウトでコスプレイ!』




前エピソードである第10話『紅葉待ちぼうけの日々!』に登場した紅葉が、女性キャラ集合シーンにも出演。





そして、最後は、紅葉、紅葉の恋人が転生した樹、天狗もこひなやコックリさんの周囲に。最初は、こひなとコックリさんの二人きりで寂しかったこのシーンも、最後にはこんなに賑やかになり、画面一杯にキャラクターが登場するようになりました。




■最後に

こんな感じで、よくよく観てみるとエピソード毎にアチコチ変化をしていた『繰繰れ! コックリさん』。この他にも、特殊効果が追加をされたりとか、色々と変更点や進化があったりするんですが、登場人物の変更点に関しては上記でほとんどまとまっているかな、と。抜けがあったら申し訳ないんですが……。


アニメのオープニングやエンディングで、キャラクターが増えていく……という演出術は比較的オーソドックスなもので、他にも色々な作品で観ることが出来ますが、『繰繰れ! コックリさん』の場合は、その変更点が細かい上に、何より最初は天涯孤独の身だったこひなの周囲に家族(モノノ怪)やクラスメイトが増えていき、それに合わせてオープニング画面の寂しさや隙間をキャラクターがどんどん埋めていく、賑々しくなっていくというという演出がシンクロしていて、とても観ていて楽しく、エモーショナルな描写だと思いました。


最終回も感動的でしたし、良いアニメでしたよね『繰繰れ! コックリさん』。