テレビアニメ『レーカン!』の引力 - 不思議な懐かしさ、そして親と子、家族のドラマ






チーーーンポッ!(ひだまりのように温かな笑顔で)


約3ヶ月ぶりに書くエントリの書き出しが"チンポ"で始まる嫌なBLOGこと拙BLOG『さよならストレンジャー・ザン・パラダイス』。略して『ダンまち』。ヘスティア様の如く、小生も股間に紐を巻きつけ、あとは一糸纏わぬニア全裸な状態で紐からチンポをはみ出させながらtwitterに自撮り写真をアップ! その写真が『ねとらぼ』とか『NAVERまとめ』とかの他人のツイートを勝手に引用して書かれた記事に取り上げられて一大ブームに! この空前絶後の紐ブームに上手いこと乗っかってアクセス数を稼ぐという手はずDEATH! 当然、その後、わいせつ物陳列罪で逮捕され最後は手にお縄! そう、紐だけに!!(自分で自分の鋭いギャグの切れ味に大爆笑→笑い過ぎて、その後、約15分間に渡って咽せ続ける)


いや〜本当に久方ぶりの更新DEATH! 3ヶ月近くも更新サボるブロガーなんて、チョー笑えるよね! チ〜〜〜ンポッポッポッポッ(漫画の『キン肉マン』におけるミスターカーメンの「マキマキ〜!」とかアシュラマンの「カーッカッカッカッカ!」みたいな無茶な笑い方のノリで)。


よ〜し! 久しぶりだから、本題に入る前にリハビリがてら、ちょっとナゾナゾでもやってみようかな〜。はい、問題です! チンポはチンポでも排尿の度に尿道に強い痛みを感じるチンポはな〜んだ!?


答え:性病のチンポ


……


スイマセン、長らく更新が途絶えておりました……(素)。


まさかの約3ヶ月の更新休止。記憶にある限り、3ヶ月もBLOGに文章を書かなかったのなんて初めて。なんてったって3ヶ月ですよ、3ヶ月!


3ヶ月つったらアレですよ!? つまりは、1クールよ!? アニメの新番組が始まってから終わるまでの期間とほぼ同じ! ワンクールの放送で8話ぐらい延々同じような話を続けてネットが荒れる期間とほぼ同じ! ハルヒ!!


そんな長い期間、我(ラジオ関西で放送中の若手女性声優バラエティーラジオ番組『めっちゃすきやねん』で、パーソナリティー松田颯水さんが使う一人称)が何をやっていたかといいますと、色々とWEBメディアで書物をやらせていただいておりました。とりあえず、直近の記事をいくつかご紹介させていただきます。


■【乳ジャケ】セクシー、爆乳、珍品まで! ヘヴィメタル/ハードロックの「おっぱいジャケット」名盤18作(ウレぴあ総研)
■【お酒】“ストロング系缶チューハイ”人気10品ガチ飲み比べ! 味、炭酸、コスパの違いは?(ウレぴあ総研)
■【アニメ】思わず共感!? 「声優ファンあるある」5選【声優】(ウレぴあ総研)
■【仮面ライダー】昆虫、キメラ、楽器にバイク!? 歴代ライダーの“個性派モチーフ”を振り返る(ウレぴあ総研)
■【アニソン】アキバ系×渋谷系=名曲の宝庫! “アキシブ系”厳選オススメ楽曲6(ウレぴあ総研)
■【なぜ?】ヘヴィメタバンドは戦車がお好き。その魅力に迫る!(Qetic)


ちょっとコチラの更新が疎かになっていましたが、本職のサラリーマン生活やライターとして有り難くもいただけておりますお仕事のペースもちょっとずつ掴めてきたので、ここらでボチボチ我にとってのホームであるこのBLOG『さよならストレンジャー・ザン・パラダイス』(略して『ダンまち』)もちょいちょい更新していこうと思ったわけですよ。ちなみに、『ダンまち』はアニメ本編はまだ観れておれませんが、ヘスティア様がチンポ的なものをおっぱい的なもので挟んでパイズリ的なことをしてくれるタイプの同人誌は、とらのあなさんで購入しました。


そんなこんなで、今回のエントリでは最近観たアニメにまつわるアレやコレやを!(あぁ、このフレーズ使うのもホントに久々……)




■『レーカン!』の不思議な引力とノスタルジー

<TOKUMAJAPAN / TVアニメ『レーカン!』PV >



2015年4月スタートのアニメ作品も色々と楽しんで視聴をしています。そんな中でも、自分が妙に気になって仕方がない作品が、TBSの木曜深夜に放送されているレーカン!です。


このアニメのどこが良いのかといいますと……これが、なかなかに説明が難しい作品なんです。背景美術は大部分が3D CG。アニメーションは、話数によっては原画のほとんどを海外で賄っており、ちょっぴり不安定。四コマ漫画原作のアニメ作品なんですが、肝心のコメディパートはやや間が悪く感じてしまうところがあり……といった具合に、決してアニメを構成する諸々の条件が潤沢な作品というわけではありません。


だけど、何故か惹かれてしまう、妙な引力がある。自分にとっては『レーカン!』って、そんな不思議な作品です。


それっていうのは、そのどこかたどたどしい部分が一種のノスタルジーのようなものを自分に感じさせてくれるからではないかなと思います。


例えば、先ほど書いたコメディパートの構成に関して『レーカン!』というアニメ作品は、確かに物足りなさみたいなものを感じることがあります。具体的には、原作の四コマ漫画をほぼそのままアニメにしているものだから、ネタとネタの間に断絶ができてしまい、1話30分な一つのストーリーとして観た時にどうしても違和感を抱いてしまうのです。


ただ、そうした物足りなさや違和感に、どこか懐かしさのようなニュアンスを感じる自分がいるのも事実。思えば、10年近く前の四コマ漫画原作のアニメって、そのほとんどがこんな感じだったな、という懐かしさを感じるのです。具体的には、自分が大好きだったせんせいのお時間なんかを思い起こさせます。


今だと、例えばご注文はうさぎですか?ひだまりスケッチシリーズ、或いは、芳文社以外の出版社から刊行されている作品だと月刊少女野崎くんなどなど、四コマ漫画原作のアニメは凄いクオリティーの作品が沢山出てきています。そうしたウェルメイドされた四コマ漫画原作のアニメを観た後だと、どうしても『レーカン!』のぎこちなさは気になる部分ではあります。しかしながら、だからこそ、そこからは前述したような一種のノスタルジーが感じられるのです。


そこに、『レーカン!』に対して不思議な親近感を抱く理由があります。技巧的なパートとはまた異なる部分で、惹きつけられてしまう魅力が確かにあると思うんです。




■『レーカン!』が描く親と子、家族の物語




どこか懐かしさを感じるアニメ作品『レーカン!』。そんなノスタルジックな要素に加えて、私がこの作品に惹かれるもう一つの大きな理由が、本作が"親と子"や"家族"を軸に物語を紡いでいるところです。


第3話では、井上さんの従兄弟である少年を通して、第5話では主人公の少女、響さんと父親のドラマを通じて、そして、第6話ではコギャル霊とその母親の物語とクラスメイトの上原さんの姿を重ねることで……それぞれの親子のストーリーが描かれました。


現在、四コマ漫画原作の多くは、主人公の少女を中心に友人やクラスメイトとの友情や恋愛模様、あるいは擬似家族的な関係性を描いたものが主流となっていますが、『レーカン!』の場合は、そこに加えて"親と子"という世代性を持ったドラマが描かれる場面が多いのです。それは、つまり同じ芳文社からの刊行物でもヤングジェネレーションをメインターゲットにした”きらら”系列の漫画雑誌からアニメ化された作品と、それよりは少し年齢が高めの購買層を意識したまんがタイムジャンボ掲載作である『レーカン!』の間にあるニュアンスの違いではないかと思います。


そんな『レーカン!』が描く親子、家族の物語は心の琴線に強くアプローチしてきます。


前述の通リ、コメディの描写や作画面におけるリソースの余裕に関しては正直なとこと少しばかり弱さ感じてしまう『レーカン!』ですが、それでも、登場人物たちのドラマを綴るエモーショナルなシークエンスの描写には、そうした弱点を補って余りあるパワフルなエネルギーが感じられます


そして、そんな親子、家族のドラマが生み出すエモーションというのは、いつの間にか歳を重ねてしまった今の自分だからこそ、より強く胸に響いてくるのです。


父親に先立たれながらも、新しい生命の誕生に立ち会おうとしている男の子。早くに妻を亡くし、男手一つで娘を育ててきた父親の話。両親を残して逝ってしまうも、それが心残りで現世に留まり、母親との再会を果たす女子高生の姿。


幽霊という特異なモチーフや人間の一生において最も暗く哀しい出来事である死を絡めつつも、決して悲劇的な方向に向かわず、感傷的で切なくも温かい"親と子"の物語へと昇華させる『レーカン!』のドラマ性は、きっと10年前の自分にはピンとこなかったに違いありません。個人的に本作は、"今"だからこそ分かる、伝わる家族の物語なんです。


だからこそ、『レーカン!』というアニメは、自分に刺さってくるのだろうし、どこか惹き付けられてしまうのだと思います。




■最後に

そんなこんなで、久方ぶりの更新は『レーカン!』の話を。歳を重ねたからこそ実感できるノスタルジーと親子、家族というモチーフのエモーション。その二つが私にとっては、大きな魅力になっています。コギャル霊のキャラがいい感じなので、これからの物型も楽しみだなぁ、と。





それにしたって、子どもの涙を画面に出すのはズルい! こんなん絶対に泣ぐぅ〜!!(涙)