生まれて初めてエロゲーを買いました…だからエロゲーについて語りたい!

 

 
先日、生まれて初めてエロゲーを買いました。
 
いきなり何を告白しておるんだという話ですが、いや、私、2○歳にして遂にエロゲーを購入したのでございます! コレがホントにホントのエロゲー初体験。私、今の今までエロゲーってやったことがなかったんです。
 
…いや、カマトトぶっているわけではありませんよ! 私は、こんなエントリとかこんなエントリみたいに、ドイヒーな記事を多数アップしているBLOGの管理人なので基本的にはエロいです。すいません、嘘吐きました。本当は、メッチャエロいです。エロ漫画とかAV超好きです。愛してる。そうしたアダルトメディアに対する愛情とリスペクトを常日頃から、twitterだのBLOGだのでアウトプットし続けた結果、先日なんて私が好きなAV女優さんである成瀬心美さんからtwitterでリプライをいただきました。超嬉しかった&マジでビビりました。ここみん、貴女が出演をされていた「放尿、潮吹き、大失禁。」大変に良かったです!(照)
 
まぁ、そんな好きなAV女優さんの話とかは今回は一先ず置いておいてエロゲーの話です。私が初めて買ったエロゲーは、WHITE ALBUM2
コレ、twitterで私が尊敬している某ブロガーさんにオススメをいただいて購入に踏み切ったんですが、後で調べてみたら何だか凄いボリュームのゲームみたいですね…。初めてで凄いモノを買ってしまったかも…。何はともあれ、人生初のエロゲープレイ、楽しみです!
 
と、そんなエロゲー童貞な自分ではありますが、"エロゲー"というものの存在そのものをずっと知らなかった訳ではありません。むしろ、たまたまやる機会がなかっただけで、ず〜っと昔から興味はありました。思い起こせば、エロゲー童貞はエロゲー童貞なりに、エロゲーに関する思い出も色々とあるわけで…。
そこで、今回のエントリではエロゲー未体験者が語るエロゲーについて、ちょっとアレやコレやと書いてみたいと思います! こういうの「自分語り」っていうんですか? おぉっ! 何だか、凄くBLOGっぽいぜ!!
 
超個人的な話ではありますが、初心者が語るエロゲー史、エロゲー観みたいな感じでお付き合いいただければ幸いです!
 
 

■何故か、毎月読んでいた「Bug Bug」と「パソコンパラダイス


 
前述の通り、"エロゲー"はやっていなかった自分ではありますが、エロゲーを紹介する専門誌は毎月購入をしていました。ちなみに、買っていたのは「Bug Bug」パソコンパラダイス。私がエロゲーをやっていなかったのって、金銭的な問題(エロゲーはエロ漫画やAVに比べて高い!)と私のパソコンスキル、知識の無さがネックになって「やりたくてもできなかった」だけで、全然興味がなかった訳じゃないんですよね。というか、当時はまだPCが家にありませんでした…。
 
いや、エロゲー、メッチャやりたかったですよ! 「Bug Bug」と「パソコンパラダイス」を片手に、「俺もエロゲーってヤツを一度はやってみたいなぁ…」と「風俗情報誌を眺めては、ソ○プで脱童貞を夢見る中学生」の如く、アレやコレやな妄想を抱いて一人で悶々としていたものです。ある時期からは買わなくなっちゃたんですけどね、「Bug Bug」も「パソコンパラダイス」も。懐かしいなぁ〜「パソコンパラダイス」。何か、金塊のマークで大事な部分を隠してあるんですよね、アレ。
 
実際にゲームをやりたくても出来ない状況にも関わらず、何で私がエロゲーの専門誌を購入していたかというと…まぁ、半分は二次元のエロい絵がいっぱい載っているエロ本として…単純に"オカズ"としての目的で買っていました(恥)。でも、残りの半分は、知的好奇心の部分を刺激されて買っていたというか、あの頃の…ここで言う"あの頃"って2000年代頭くらいの話なんですけど、エロゲーがオタク界隈での一番先鋭的なジャンルっていうイメージがあったんですね、で、そういうのを自分も知りたい、そういう情報をキャッチアップしたいっていうのが凄くあって、それで「Bug Bug」と「パソコンパラダイス」を買っていた。
 
今、思い返せば葉鍵とか、あの辺のカルチャーが一番盛り上がっていた時期と重なるんだと思います。例えば、アニメ誌とかホビー誌を読んでも、地上波のアニメや書店で買う漫画雑誌とかゲーセンやコンシューマ機でやるゲームには出てこない、そんなキャラクターのイラストやらフィギュアの写真が載ってたりするわけですよ。それを見て「何や、コレは!?」と。で、どうやらそれはエロゲーに出てくる女の娘らしいよっていうことが徐々に分かってきて。
勿論、それ以前にも"エロゲー"っていうものの存在そのものについては知ってはいたんです。知ってはいたけど、まさか、こんな大きな規模でキャラクターや作品が動いているとは知らなかった。そういう驚きっていうのが、自分の中で凄く新鮮だったんですね。
 
あの頃は"エロゲー"っていうのが、"オタク"の代名詞にもなっていた気がします。コレって、あくまで自分のイメージの中での話で、その辺の文化圏の外にいた人間だからこそ、余計に大きく見えていたのかもしれないんですが…でも、やっぱりエロゲーってオタク界隈で一番先を走っていた印象があるんですよね。
 
だから、そういう先鋭的なオタク文化に自分もちょっとでも触れておきたかったというのがあって…あ、あと、そうだ! アレ、確か「Bug Bug」の方だったと思うんですけど、編集さんの中に凄いプロレス好きな人が多くて編集後記や読者ページでやたらプロレスネタを扱っていた記憶があるんですよね。私、大のプロレスファンなので、そういうトコロにも楽しさを覚えていなのかなぁ…。
  
そういう意味では、この当時雑誌で紹介をされていたモエかんっていうエロゲーが凄く記憶に残っています。このゲーム、出てくるキーワードに音楽ネタがやたらと使われていたんですよね。それも、オルタナとかグランジ系の音楽が。「ジョジョの奇妙な冒険」みたいに、音楽を劇中のキャラクターの名前やキーワードに使用した漫画やアニメはありますが、「モエかん」はそのセンスがとにかく尖っていた。「Alice In Chains」とか「Nine Inch Nails」とか…特殊能力を持った女の娘のことを劇中で「ナンバーガール」って呼んでいたんだっけかな? ロック好きだったら痺れますよね、そういうチョイスに。そんなバンド名が可愛い女の娘が出てくる…しかも、アダルトメディアである"エロゲー"で使われている。
 
何か、エロゲー周辺って、こういった様々な文化がゴッチャになっているのも楽しかった記憶があるんですよね、強烈に。
 
 

■"アニメ"で知ったエロゲーカルチャー


 
あと、あの頃のエロゲーというと、やっぱりアニメとのリンクについても語っておきたいです。当時って、エロゲー界隈のパーソナルであるとかコンテンツがアニメとミックスし始めた頃だったと思うんですよね。勿論、アニメでいったら「下級生」であるとか「To Heart」であるとか「らいむいろ戦奇譚」であるか「ヤミと帽子と本の旅人」であるとか…エロゲー原作のアニメはありましたけど、そうじゃない、一般のアニメでもエロゲーのエッセンスを持った作品が出てきた。
 
で、自分の中で一番衝撃的だったのは、やっぱり神無月の巫女のオープニング! エロゲー界隈で音楽をクリエイトしていたI'veと、そのI'veサウンドの歌い手であるKOTOKOさんによるRe-sublimity
 
<「神無月の巫女」OP / Re-sublimity>

 
こんなバキバキのデジタルロックがアニメの音楽に使われるという衝撃が先ずあって、その歌い手を調べてみたらエロゲー文化圏の人だったというダブルパンチ。アニメとエロゲーによる二重の極みですよ。これは、AV女優の及川奈央さんが、戦隊モノのヒーロー番組に悪の女性幹部として出演した時以上のインパクト。
 
コレは、本当に驚きでしたね。というのが、私の中では「エロゲー」と「アニメ」っていうのは全く切り離された文化だったので。その断絶になっていたのは、「エロ」と「一般」というコチラ側の勝手な区分だったんですね、要するにエロゲーって人気があってアニメ化される作品なんかも出てきたりしているけど、一般のアニメとは違う特殊な文化圏なんだろう、と。でも、この「Re-sublimity」はそんな思い込みと偏見を軽々と越えていった。
 
この後も、エロゲーで歌を歌っていた女性ヴォーカリストさんによるアニメ主題歌が続々とリリースされていく訳で、エロゲーとアニメって実はボーダレスで繋がっているんだっていうのに大変に感銘を受けた記憶があります。自分の中で、それまで繋がりようがありませんでしたからね、そこは。
  
それ以前にも、「ヴァリアブル・ジオ」や「VIPER」で木村貴宏さんがキャラデザを担当されていたりとか…そういうリンクは知識として知ってはいましたけど、それもかなり特殊な例だと思っていたので…。他にもアダルトアニメエロゲーとアニメのリンクって、アニメに詳しい方ならもっと濃密にご存じだと思うんですけど、普通にアニメファンやってるだけだと、そこってなかなか繋がらない部分だと思うんです。
だから、この「神無月の巫女」でアニメとエロゲーが繋がって、そこからまた色々なアニメでエロゲーのエッセンスを発見していく過程っていうのは、自分にとって凄く刺激的でしたね。
 
それっていうのは、例えばI'veサウンドだったり、桃井はるこさんだったり、デザイナーの森田和明さんだったり…森田さんなんて、私の大好きなアニメ作品であるにゃんこい!」のキャラクターデザインをされている方ですからね。「夜勤病棟」がリリースされた時に、やっぱりエロゲー雑誌でその記事を見て「うわ! エグいゲームを出すなぁ〜」って若干引いてみていたのに、その原画をやられていた方が何年か後に大好きになるアニメ作品のキャラデザを担当されることになるなんて…「にゃんこい!」のOPを歌っていた榊原ゆいさんも元はエロゲー声優さん、歌手ですし、どんだけエロゲーと密に繋がっとんねん、と。私みたいに知識なしで実際にエロゲーをプレイしたことがない人間ですら、これだけリンクしますから。
 
エロゲーって…やっぱり、凄いですよね。
 
 

■まとめ

こんな感じで取り留めのない感じになってしまいましたが、個人的なエロゲーに関する思い出をツラツラと書き綴ってみました!
エロゲーを直接手にすることはなくても、こんな感じで常に驚きや楽しみを与えてもらっていたんですよね、私の場合。そして、今年に入って遂にエロゲーを初購入した! ので、その集大成として存分に楽しみたいと思います「WHITE ALBUM2」!
 
ところで、噂には聞いていたんですが…。
 

 
エロゲーのパッケージって、ホントのホントにデカいんですね…。中身は、DVDサイズのジャケットが入っているだけなのに、何故、こんなにデカいのか…? エロゲー、やっぱりまだまだ謎が多いです!
 
あ、比較対象のバナナは勿論、メタファーです(照)。
 
 
 
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