ゲームに費やす"適正金額"って、どのくらいだろう?

 

 
■なんだかあの頃のアイドルマスターと同じ空気な気がする(FANTA-G)
 
他所様のBLOGのエントリをピックアップして、あーだこーだ言うことはアンマリやりたくないなーというアティチュード(心構え)でもって、日々「おっぱい」だの「アニメ」だの「プロレス」だのと一人で大騒ぎをしている拙BLOGではありますが、上記のエントリを読んで「え〜! それはちょっと違うんじゃ…」って思ったので、ちょっとだけ言及を。
 
 

■"ソーシャルゲーム"と"ゲーム"を隔てる境界線

先ず、一番最初に思ったのがモバマスを始めとするソーシャルゲーム…それも、課金制度のあるゲーム…に、お金を注ぎ込むのと、ゲームセンターの筐体であるとかコンシューマ機で遊ぶテレビゲームのような従来の「ゲーム」にお金を注ぎ込むのは、お金の使い方の根本の部分が違っているんじゃないかなということです。
 
この辺はゲームへの接し方であるとか、お金そのものに対する意識であるとか、それこそ人それぞれのスタンスによって考え方は異なるんでしょうが、私個人の考え方をここで書かせていただくならば、「ソーシャルゲーム」と「ゲーム」に使うお金っていうのは全く違うわけですよ。「モバマス」に1万円使うのと、「BLAZBLUE」に1万円使うのは、私の中では全然違う。うん、「モバマス」で強いカードを引くために1万円課金するのと、「BLAZBLUE」でツバキ=ヤヨイちゃん(私の持ちキャラであり、ゲームキャラの中で最愛の女の娘であります)の乳揺れをガン見する為に、筐体に1万円分の100円玉を投入するのは、やっぱり全く異なる行為なんです。
 
それっていうのは、つまり"ギャンブル"としての要素の有無なんじゃないかな〜と。
 
モバマス」みたいなゲームって、ギャンブル的な要素が強い訳ですよね、システムとして。で、そういうゲームにお金を注ぎ込むっていうのは、やってる側としても冷静さを失ってしまっている状態というか、普段の生活の中の金銭感覚であるとか良識みたいなものを一時的に喪失してしまっている状態なんじゃないかと思うんです。で、そこで10万円使ったとして、その10万円が「美味しいものを食べたり」「旅行をしたり」する為に使った10万円と同じ意味やら重みを持つかというと、持たないと思うんですよね、絶対。
 
 

■"ギャンブルでお金を使うこと"と"普通にお金を使うこと"

例えば、10万円するビンテージのバンドTシャツがあったとするじゃないですか。好きな人には堪らないけど、その価値が分からない人にはボロッボロの汚いコットンの塊にしか見えなくて、「タダであげる」って言われても持て余す、逆に一万円位貰わないと引き取りたくねぇな〜コレ、みたいなヤツ。で、それを「どうしても欲しい!」って思って10万円出して購入するのは…まぁ、「そんなもんに10万出すなら、もっと世の為人の為になるように、そのお金を使ってはどうか?」みたいな良識的なツッコミ、第三者の声はこの際抜きにしていただくとして、あくまで、コレを購入する"個"の中での話ね…全然アリだと思うんですよ。全くもって、アリ。何でかっていったら、他人から見たらゴミにしか見えないものでも、その人の中では10万円分の価値があるわけで、"お金"と"お金を払う対象"への意識が凄くハッキリしているから。で、それを踏まえた上で両者に同等の価値が与えられて、取引が成立しているという。
 
でも、ギャンブルっていうのは、その辺の意識をかき乱してグッチャグチャにしちゃうものだと思うんですよ。"お金"と"お金を払う対象"の価値が、そのお金を払っている人の中ですら等しい額になっているのかどうか怪しくなっちゃう。それが、ギャンブルなんじゃないのかな〜と。具体的に言うと、レアキャラクターやレアアイテム欲しさに熱中しすぎて、限度を超えた額の課金を行ってしまったりとか。もう、それは"お金"と"お金を払う対象"のバランスが完全に崩壊してしまっているわけで、そういう要素をゲームに持ち込んじゃうっていうのは、やっぱりよろしくないことなんじゃないかと思うんです、私なんかは。
 
しかも、「モバマス」とかの場合だと、新規会員を紹介したら紹介者にプレミアが付いたりとか…コレ、散々色んな人が指摘していることなんだろうけど、「え〜、それマルチ商法と一緒やん!?」って部外者の自分なんかは思ってしまう訳で、ちょっとそれはどうなのよ? と。だから、当記事の冒頭で紹介をさせていただいたエントリに、私は、ちょっと賛同しかねるのですよ。"ソーシャルゲーム"にお金を注ぎ込んでいるのが、他の"ゲーム"だの普通の買い物だのにお金を使うこととイコールだとは決して思えないんです。
 
 

■ゲームに費やす"適正金額"って、どのくらいだろう?


 
そういう諸々を踏まえた上で、私が考えるゲームに注ぎ込むお金の適正金額って、やっぱりプレイヤー自身の中で"使った金額"と"遊んで得たアレやコレや"が釣り合う、そのラインまでだと思うんですね。
 
冒頭でも、"ソーシャルゲーム"以外のゲームとして、その名前を挙げさせていただいたBLAZBLUEなんて、私超大好きなゲームで、金額としては結構使っていると思うんですよ。ツバキ=ヤヨイちゃんの乳揺れを見る為にゲームセンターの筐体に100円玉を投入したり、ツバキ=ヤヨイちゃんの乳揺れを見る為に、家庭用のゲームソフトを購入したり…劇中音楽を生のバンドサウンドで再現するライブイベントにも行ったな…。特別ゲストで出てきた小山剛志さんが自身が演じられるシシガミ=バングのイメージソングを熱唱してたなぁ…。そんな、小山さんが下川みくにさんとご結婚されるなんて…。
 
Oh! 途中から完全に話題がコースアウト!!(「マリオカート」だったら、ジュゲムが出てきて、延々警告され続けるレベル)
 
話を戻すと、まぁ、金額的には使っちゃってる部分も多いんですが、代わりにそこから与えられているものっていうのが凄く大きいんですよ、私の場合。ツバキ=ヤヨイちゃんの可愛さで多幸感に浸ったりとか、ツバキ=ヤヨイちゃんの乳やらお尻やらを眺めて活力を貰ったりとか(精神的な部分と下半身的な部分の両方で)、このゲームがきっかけになって、ツバキ=ヤヨイちゃんを演じられている今井麻美さんのファンになってライブに足を運んだりだとか、その今井さんも出演をされているwebラジオ番組で楽しませていただいたりだとか…まぁ、私、要するにツバキ=ヤヨイちゃん大好きですね!(照)
 
あと、これ「しょーもなっ!」って思われるかもですが、このゲームでコンボを練習して、コツコツ練習したコンボが完走できるようになった時に凄い自信を貰った部分があって…何事も続けることが大事なんだな! って本気で感動しましたからね。で、仕事もBLOGも続けることが大事なんだな! って思って、未だにコツコツ続けているという…。「BLAZBLUE」に人生を学んだ男です、私は。
まぁ、そんな感じで、使った金額に見合っただけのサムシングを…というか、金額以上のサムシングにプラスして、お金に代えられない素敵なエニシングを色々といただいた訳です。
 
ゲームに使うことが許させる金額って、やっぱりこの辺のラインまでだと思うんですよ。"使った金額"と"遊んだ時間で得たアレやコレや"が釣り合うという、そのライン。勿論、その"使った金額"というのは、「生活に支障をきたさない」とか「周囲の人に迷惑を掛けない」とか、そういう最低限のルール、良識を踏まえた上での話。コレは、"お金"の部分を"時間"に換えても一緒。
で、この一線は超えるべきではないっていうのが私の考え方で、その一線をシステム的にユーザーに"ポンッ!"って軽く超えさせちゃうのが、私が「モバマス」みたいな"ソーシャルゲーム"に対して感じている問題点。うん、やっぱり、あの辺のゲームに内在しているギャンブル的な要素って、こういうバランスとか良識を破壊しちゃうものだと思うんですよね。"適正金額"の中で遊んでいる分には全然問題ないと思うんですが、そこをアッサリ超えさせちゃう可能性が凄く高いのは問題なんじゃないかな〜と。
 
 

■まとめ

ここで書いたことって、もうアチコチで言及されていることだと思いますし、私もここで書いたことが全て正しいとも思ってないです。ただ、冒頭で挙げたエントリを読んで引っ掛かった部分というのを、ちょっと自分の言葉で残しておきたかった。良識の範囲内で、「モバマス」なり、ソーシャルゲームなりを楽しんでいる人には申し訳ないな、と思いつつも…う〜ん、やっぱり「ゲーム」好きの端くれとしては、自分のアティチュードの部分を整理の意味も込めて「独り言」としてログに。
 
ただ、こんなことを書いている自分自身、もしも「BLAZBLUE」のソーシャルゲームとかが出たら、課金してガンガンお金を使っちゃうんじゃないかという不安もあります(アカンやん!)。ソーシャルゲーム、怖い…。