2009-01-01から1年間の記事一覧

インフルエンザに感染しました。

昨日、咽喉の痛みを感じて病院に行ったところ、検査でインフルエンザの陽性反応が出ました。 幸い、医師に診察してもらったのと、処方された薬を飲んだのが早かったので、症状はさほど重くはない(それでも、37〜38度の熱と、咳と頭痛が、ずっと続いている状…

2009年アニメベスト/ワースト あるいは、おっぱいとお尻から考える、川口敬一郎監督の作家性のようなもの

はてなでアニメ関連の優れたエントリを数多く書いていらっしゃる「EPISODE ZERO」さんと「反=アニメ批評」さんによる年末の合同企画「2009年アニメベスト/ワースト」に、「枯れ木も山の賑わい」とばかりに拙BLOGも参加をさせていただきたいと思います。

「夏のあらし!春夏冬中」第12話「レーダーマン」 細かすぎて伝わらないテクノポップ愛

ここやここで触れたように、「夏のあらし!春夏冬中」では新房昭之監督のテクノポップ・ミュージックへの愛情に溢れた小ネタがいくつか登場しているのですが、第12話の「レーダーマン」は、シリーズの中でもその傾向が最も色濃く出たエピソードだったと思い…

テレビアニメの最終回は難しい! けど、おもしろい!

早いもので、今年も残りあと僅か。それに伴って、アニメも各作品が物語の幕引きを、最終回を迎えつつあります。 アニメファンにとって、一年に4回訪れるセンチメンタルな別れの時間。本年度最後のお別れも徐々に近づいており、寂しい限りなのですが、いつも…

新房作品における音楽の明快さ

上で書いたように、若干分かりにくさがある「そらのおとしもの」の選曲センスに比べると、新房作品におけるポップ・ミュージックの引用は明快で分かりやすいですよね。 「夏のあらし!」で、細野晴臣によるYMOのセルフパロディユニット「イモ欽トリオ」の引…

テレビアニメ「そらのおとしもの」のハチャメチャなエンディングを考える

今回は、テレビアニメ「そらのおとしもの」のEDについてダラダラと語ってみたいと思います。 第二話で流れた「パンツが群をなして空を飛ぶ」という強烈過ぎる絵で、このアニメ作品の一定の評価を決定付けた感すらある本作のED。 「そらのおとしもの」は、ED…

「にゃんこい!」の舞台は一体どこなのか? ラブコメの舞台装置としてのロケーション

いよいよ「にゃんこい!」の最終回が近づいてきてしまいました…。 もう、本当に大好きなアニメなので、ひたすら寂しいんですけど、とにかく3ヶ月間このアニメに最高に楽しませてもらったファンの一人として、最大限の「ありがとう」という気持ちを込めてアニ…

「夏のあらし!〜春夏冬中〜」における昭和歌謡の引用と、新房昭之監督とテクノポップ

毎週楽しませてもらっているテレビアニメ「夏のあらし!」。タイトルに「〜春夏冬中〜」が付いた二期も、一期に引き続き、賑やかなBGMと昭和歌謡のヒットナンバーが見ている人を楽しませてくれますが、一期に比べるとその傾向にはちょっと変化があったように…

「生徒会の一存」第10話「片付ける生徒会」がおもしろかった。コント的に

今週の「生徒会の一存」がおもしろかったので、その感想を簡単に。 こっちは、ダラダラと思うところを気ままに書いてみたいと思います。

「にゃんこい!」第10話に出てきた、加奈子の答案用紙が酷すぎる

「にゃんこい!」ニャンコ10匹目!「ある夜の出来事」を見ました。 まさかの魔法少女ネタという飛び道具的な展開を用いつつ、各キャラクターの思いやりや優しさが描かれていて、見た後に何だかホンワカした気持ちになれるエピソードでした。 ただ、酷かったの…

ちょっぴり痛々しくて、切ない青春のすれ違い - 「ささめきこと」第9話「ひまわりの君」

少女小説を愛する少女、蒼井あずさをメインにした「ささめきこと」第9話「ひまわりの君」。 いや〜素晴らしかったですね! 大好きなものがあって、そのことに真っ直ぐ過ぎるが故に、周りが目に入らず一人で先走って暴走してしまう。そんな、ちょっとだけ痛々…

「夕やけニャンニャン」 - 「にゃんこい!」における、夕やけのセンチメンタルな光と切ない恋心について

「にゃんこい!」ニャンコ09匹目!「ガールズ・イン・ザ・ウォーター」。 テレビアニメ「にゃんこい!」のファンとして、そして住吉加奈子大好き人間として、この場を借りて声を大にして言わせてください。 「最高のエピソードでした!」と。

漫画雑誌の懸賞で、当選者発表欄に名前がなくても諦めるのはまだ早い! という話

ある漫画雑誌に送ったアンケートハガキの読者プレゼントで、Nintendo DSiが当たりました! おもしろかったのが、この懸賞。私、実は、外れていたんですね。この後に出た雑誌の当選者発表欄に自分の名前はなく、本来だったらこの読者プレゼントが自分の手元に…

私事ではございますが、twitterを始めてみました

twitterを始めてみました。本当はハンドルネームのSTRANGERでIDを取りたかったのですが既に誰かさんが取得済みだったので、以前「ヘドバンしながらエロ漫画!」のへどばんさんが付けてくれたアダ名である「ERO_Punk(エロパンク)」っていうIDでチョコチョコ…

「怪談レストラン」 古いモノと新しいモノとが混在する町の風景について

テレビアニメ「怪談レストラン」が好きで毎週見ているですが、余りこのアニメについて書かれたエントリや記事を見ないので、エントリを一本書いてみました。 「怪談レストラン」というアニメ作品の中で、個人的に非常におもしろく感じているのが、劇中での町…

「生徒会の一存」と「ウッチャンナンチャン」 - パロディのあり方と変容について考える

テレビアニメ「生徒会の一存」。アニメやラノベなど、他作品のパロディ・ギャグを頻繁に劇中に登場させるアニメですが、このアニメを見ていて強く思うのが、そのパロディの特殊性です。「生徒会の一存」におけるパロディネタの数々に、私は不思議な違和感を…

「にゃんこい!」 アニメオリジナルエピソードで描かれた、それぞれの恋心

「にゃんこい!」ニャンコ07匹目!「暗くなるまで待って」。 何故か、オードリー・ヘプバーン主演のサスペンス映画からタイトルが取られたエピソードですが、当然、本家のようなシリアス色は皆無のアニメオリジナル回。 演出にワタナベシンイチさんが参加をさ…

工藤洋先生の新刊「パイ×クラ」発売! 改めて、作品の魅力を自分なりに考えてみる

大ファンの成年漫画家さんである、工藤洋先生の新刊「パイ×クラ」を購入しました! 工藤洋 「パイ×クラ」 (ティーアイネット)> 白と淡い蛍光色を基調とした明るい表紙が目を引く一冊。前単行本である「SURVIVAL GIRL」に比べると、装丁にもよりポップさが…

「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」 河森正治さんのインタビューから考える、人間と動物の視点

「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」にものの見事にハマっています。 そんな中、太田出版の「CONTINUE」に、本作の原作者である河森正治さんのインタビューが掲載されているのを発見しました。 コンティニューvol.48作者: マクロスF,河森正治,May'n,ラブプラス,…

「にゃんこい!」 テンポの良い作劇の中に映える、もどかしい二人の距離

「にゃんこい!」第5話「四角関係の刻(タイムズ・スクウェア)」。 遊園地での恋愛模様を中心に、そこから学校での日常パートになだれ込み、千鶴さんの出番もシッカリ描いた上で、新キャラを出して「引き」で終わらせる。ひたすらテンポの良い作劇で非常に…

はてなダイアラー映画百選

映画や小説のレビューなど、毎回、素敵なエントリを書いていらっしゃる「Keep the Cosmic Trigger Happy!!」のid:hayamonoguraiさんからバトンをいただきましたので、やってみます。(hayamonoguraiさん、バトンありがとう!) 好きな映画は色々あるものの、…

「ささめきこと」 第4話で描かれた男性性の退場劇 - 男の子は去って、女の子は残った

「ささめきこと」の第4話「4+1」を見ました。 純夏と汐が、朋絵とみやこのカップルと出会い、女の子が好きな女の子の為の部活「女子部」設立に向けて動き始めたことで、今後の物語の盛り上げを予感させるエピソードになっていたと思います。 劇中では、「女…

「にゃんこい!」のテンポの良さと、作品が持つコミカルなスピード感

提供クレジットでボーカル曲が使用され、1話と2話では提供バックのイラストを担当されるなど、本編登場前からファンの注目を浴びていた小林ゆうさん。 そんな小林さんが演じる一ノ瀬凪も遂にストーリーに本格的に登場をし、ますます目が離せない「にゃんこい…

テレビアニメ「ささめきこと」 劇中での、ささめかない音楽について

原作漫画をずっと読んでいて、倉田英之さんのファンでもある私が、今期のアニメ作品群の中でも特に楽しみにしていた「ささめきこと」。シナリオや演出は勿論のこと、音楽面でも本当に情緒豊かで美しいアニメ作品に仕上がっていて、毎週放送を楽しみにしてい…

「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」 劇中における「余計なモノ」への描写について

今期から始まった新番組「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」。 パッと見は完全な女児向けアニメにも関わらず、いざ見てみるとあちこちにヘンテコなところがあって、自分の中で要注目作になっています。OPやEDが何故かタイポップスだったり、これまた何故か一部…

「にゃんこい!」におけるコメディの構造と、豊富なリアクション芸の描写について

テレビアニメ「にゃんこい!」が、おもしろくてしょうがないです。 物語の中心に「女の娘」と「猫」という非常に魅力的過ぎる二つのモチーフを配置している時点で、何とも「ズルいな〜」という感じなのですが、可愛い女の娘と猫が作り出すハッピーな空気がま…

エロ漫画における部活動の描写について考えてみる

今回のエントリでは、エロ漫画における部活動の描写について考えてみたいと思います。 一般漫画や四コマ漫画でも好んでモチーフとされる「部活動」。最近では、サッカーやバスケットのようなスポーツ青春モノの王道的な作品だけでなく、軽音楽部をテーマにし…

効果音や音楽が凝っているアニメ作品「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」

「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」の第一話を見たのですが、音や音楽の使い方が非常におもしろいアニメで、見ていて本当に驚かされました。恥ずかしながら、見る前は完全に子ども向けアニメだと思って高を括っていたもので…。 以下、自分の感想文を徒然と。

アニメ版「にゃんこい!」における、ふり幅の大きなBGM楽曲のおもしろさ

テレビアニメ「にゃんこい!」の第一話を見ました! 劇中でのコメディー要素は楽しいし、主人公のキャラクターは好感を持てるし、声優さんのキャストも良くて、そしてネコや女の娘が可愛い! というわけで、とても好きな作品でした。 中でも、個人的におもし…

ルイ・マル「地下鉄のザジ」

新宿の新宿武蔵野館にて、ニュープリント版の「地下鉄のザジ」を観てきました。