「にゃんこい!」第10話に出てきた、加奈子の答案用紙が酷すぎる

 

 
にゃんこい!」ニャンコ10匹目!「ある夜の出来事」を見ました。
まさかの魔法少女ネタという飛び道具的な展開を用いつつ、各キャラクターの思いやりや優しさが描かれていて、見た後に何だかホンワカした気持ちになれるエピソードでした。
 
ただ、酷かったのが冒頭に出てきた加奈子のテスト用紙。
そこに描かれた答えが余りにもアンマリだったので、ちょっとネタにしてみたいと思います。
 
 

■住吉加奈子の答案用紙

期末試験で赤点を取ってしまった加奈子。科目は、日本史B
果してどんな問題が出ていたか、ちょっと読み取れる範囲で抜き出してみます。
 

…歴史書で、初代将軍・源頼朝から第6代将軍・宗尊親王までの6代の将軍記とは

 
どうやら、今回のテストの出題範囲は鎌倉時代の歴史のようです。設問もアニメに出てくるテストの割には、本格的に作ってありますね。私は、高校時代に世界史を選択していたので、日本史の問題を見てもピンとこないのですが、内容は実際の高校生レベルに準じているんでしょうか?
 
で、それに対する加奈子の答え。
 

広じえん

 
…。
 
な、何故に広辞苑? しかも、後半は平仮名だ…。
ちなみに調べてみたところ、正解は「吾妻鏡」でした。…うん、実を言うと自分も分からなかったんですけど(笑)。
 
そりゃ、解答欄を白紙で出すよりは、何かしら答えを書き込んで提出した方がマシです。テストの時に分からない問題に、とりあえず適当に答えを書いた経験は誰しもがあると思います。ただ、ナンボなんでも「広じえん」は思い切りが良すぎないでしょうか?
 
以降も、加奈子の思いきった回答は続きます。
 

…幕府はある一時期をもって成立したのではなく、徐々に数段階を経て成立したと
…が支配的である。その中で、事実上敵対武家の消滅となった戦の名前と終結年を答えよ

 
問題の一部しか見えていませんが、これは鎌倉幕府の成立を答える問題でしょうか? だとすると、答えは源平合戦? と思ったのですが、正確には「治承・寿永の乱」と答えるのが正解みたいです(間違ってたら、スイマセン!)。ちなみに、終結年は1185年。
 
で、加奈子の答え。
 

勢力消滅の戦 , 1234年

 
勢力消滅の戦! しかも、終結年がまさかの連番って!! 当てずっぽうで答えるにしても、もうちょっと捻りましょうよ、加奈子さん!
 
続いての問題も…
 

武家支配機構の成立となり、頼朝が設置した軍事・警察を担った組織を何というか

 
この答えは「侍所」かな? 確か、中学の日本史でも出てきたキーワードなんで、何となく覚えてますね。対する、加奈子の答えは?
 

ケーサツ

 
ケーサツ! またもや、まんま! 問題文には「警察」って漢字で書いてるにも関わらず、オール片仮名で答えてる辺りに、加奈子さんの捨て鉢な気持ちが伝わってきます。
 

…両者の追捕を名目に、頼朝は両者追討の
…これを何というか

 
という最後の問題にも、
 
 

命令

 
って答えてて、何というか…そりゃ、赤点にもなるよ!
 
 

■ただ、勉強が手につかなかったのは…

凪先輩にも、「しかし酷い答案だ。栄養が全て脳でなく、乳にいってしまったとしか思えん」と酷評される程、散々な結果に終わった加奈子の期末試験ですが、それっていうのは間違いなく前回の潤平とのやり取りが原因なんですよね。あんなに気持ちをかき乱されたら、確かに勉強も手につかないですよ、そりゃ。
 
潤平を想う加奈子、その想いに気付かない鈍感な潤平、そのせいで試験勉強が手につかなかった加奈子。う〜ん…やっぱり、加奈ちゃんは可愛いなぁ(ニコニコ)。
 

 
無いと思っていた2回目のアンコール。来週は、またもや加奈子メイン回の模様です。もう、加奈子好きとしては、楽しみで仕方ないんですが、この娘の物語での立ち居地を考えると、またもや切ない結末に終わりそうで同時に不穏なドキドキも感じています。本当に、加奈ちゃんには幸せになって欲しいなぁ…。
 
 
…。
 
あ、ちなみにネタとはいえ、何か今回のエントリでは加奈子のことを小馬鹿にしている感じの文章になってしまい、加奈ちゃんファンとして心苦しいのと、自分自身の知能も省みずこういうデリカシーの無い文章を書くのはアンフェアなので最後に追記させていただきますと…。
私自身も世界史のテストで分からない地名にア・バオア・クー、分からない人名にククルス・ドアンって書いて答案用紙を提出するような物凄くダメな生徒だったことをここに告白いたします。
 
 

■おまけ


 
キャバクラに行く住職の髪型と格好が、まんま春日で笑いました。プリキュアにも出てたし、人気者だなぁ、オードリー。
 
 
 
<関連エントリ>
■「夕やけニャンニャン」 - 「にゃんこい!」における、夕やけのセンチメンタルな光と切ない恋心について