SUMMER SONIC EXTRA vol.7 DEVO@SHIBUYA-AX

tunderealrovski2008-08-26

 
ギャッ!
 
気づいたら、前回の更新から10日も日が空いちまった!
 
……やっぱ、Blogってこまめに更新する癖をつけないとダメですね。一回、間が空いちゃうとなかなか感覚が取り戻せないじゃなイカ(「侵略!イカ娘」調)。
 
俺って、ホント駄目だなぁ〜。
 
どのくらい駄目かというと、この間ふざけて風呂上りに自分のワキの写真を携帯カメラで撮って、「矢吹シャルロッテ(日本初のワキ毛アイドル)」ってタイトル付けて友達に写メールしたら、
友達から「死ね!」って怒りの返信があった位駄目だ。
 
ホントに死んだら、どうすんだよ!? 
 
そんな永遠の中学生マインドを持つtunderealrovskiさん(キヨスク原幹恵の水着グラビアが表紙の週刊少年チャンピオンを買う時にすら、赤面してしまう程。おもしろいよ、週刊少年チャンピオン! おもしろいよ「侵略!イカ娘」!)がリアル中学生の頃から好きだったバンドが今夏、突然来日した。
 
その名は、DEVO
 
Yeah! DEVO! DEVO! Q: Are We Not Men? A: We Are Devo!
あ、なんか久々にBlog更新するモンで、なんかもーいきなり文章がグダグダになってきているけど、今回のエントリーはその時のライブレポね。
2週間前の思い出を無理やり蒸し返す感じ(結論から言うと、なんとしてでも文章化して自分の気持ちを整理しないと気が済まないくらいライブが良かったから)で、Go!
 
 
DEVOとは何か?
いや、DEVOですよ。DEVODEVOって、あのDEVOよ!?
DEVOとは何か?
一言でいえば、アメリカのNEW WAVEバンド。
活動歴は、結構長くて、70年代初頭にアメリカのオハイオ州はアクロンで結成(ちなみに、映画監督のジム・ジャームッシュもアクロンの出身だったハズ)、80年代の後半までパーマネントな活動を行い、90年代に入って一旦解散。
んが、そのオリジナリティー溢れる(溢れすぎ)な音楽性から、90年代に登場したアーティスト達に多大な影響を与え、彼らのラヴ・コールに応えて復活!
新作発表! とか派手な動きはないものの、各地のロックフェスを中心にライヴを行い、当時&新規のファンを喜ばせている、ベテラン・バンドなのです。
いや〜、僕も年齢的に当然後追いなんだけど、ホントにDEVOは好きでね〜。
あの音、衣装、アクション、そして「人類は退化している」という独特な活動コンセプト!
まぁ、彼らが如何に異端のバンドだったかっていうのは、当時のPVとかを見てもらうとモロ分かりだと思うんだけど、
 
DEVO / Satisfaction

DEVO / Whip It

 
DEVO / Girl U Want

 
僕は、ビデオから入ったからこの如何にも喧嘩弱そうな人たちが、最高にユニークでカッコ良い音楽をやっているっていうのに、凄い衝撃を受けてね〜。
DEVOは、79年に来日してるんだけど(会場は何と武道館!)、いつか彼らのことを生で観たい観たいと思ってたら、数年前にサマソニで突如来日!
喜び勇んで、チケット買ったんだけど、当日に食中毒起こしてね〜。会場に行けなかったのだよ(涙)。
アレから5年、何と今年もサマソニで来日! それどころか、ライブ・ハウスで彼らのモロ影響下にある日本のバンドPOLYSICSをゲストに迎え、単独公演が実現!
コレは事件だ! 事件ですよ、奥さん! 奥さん、嫌がっていたって、ここはもうこんなに濡れてるじゃないか、奥さん!
水道出しっぱなしだよ、奥さん! 床がズブ濡れだよ、奥さん! 奥さぁ〜〜〜ん!!
 
…あぁ、ダメだ。久々に文章書くと、全然感覚が掴めねぇ…。
 
 
SHIBUYA-AXを考える。
ライブ当日。
今回は、食中毒を起こすこともなく、無事にAXへ。
どうでも、いいけど、何で最寄り駅が原宿なのにあそこのライブハウスは、”SHIBUYA”-AXなんでしょうか?
最寄り駅が原宿なのに、"代々木"体育館という名前のイベント施設も然り。
「HARAJUKU-AX、原宿第一体育館、原宿第二体育館って名前でいいんじゃないかな〜」とか興奮の余り、訳の分からないことを考えながら会場へ。
会場内に入ると、早くもポリのハイテンションなライヴが始まっていた!
リーダーのハヤシさんは、リスペクトするDEVOのオープニング・アクトってことで、テンションも普段の三割増し(推定)。
僕も、思わずテンションが上がってしまって、熱狂する観客の波に乗る。
と、しばらくして異変に気付く。
これだけ会場が盛り上がっているのに、僕の周囲だけ人がいないのだ。 
 
……おかしい。
 
と、その時、僕は大変なことに気付いた!
 
僕がいたのは、よく見ると関係者席でした…。
 
…俺の馬鹿…。
 
いや、もうあの時、俺がラオウだったら、自分で自分の秘孔を突いて死んでたね! 生涯に多大なる悔いを残しながら、死んでたね!
奥田民生ならずとも、「こいつはまさに大・迷・惑!」って歌いだしたくなること必至の己のトンパチっぷりに赤面しながら、その場を脱出。
この悲しみをどうすりゃいいの? 誰が僕を救ってくれるの!? (脳内BGM:ユニコーン「大迷惑」)
思いっきり凹んで(こういう些細な心配を、無暗に気にするタイプ)、ポリのライブは後半、最後列で座って観た。
ゴメン、POLYSICS…。
あ、ポリのライブは、今回もスゲー良かったです。最高!
 
 
■そして、お目当てのDEVO登場!
しばらくセットの転換に時間を置いて、舞台が暗転すると前方のスクリーンにDEVOの様々なPVがコラージュされた映像が流れだす。
ポリのライヴで既に「出来上がってた」状態の観客は熱狂!
そして、遂にメンバー登場!
 
うぉおおおおおっ!
 
って、カ…カッコ悪ぃーー!
 
そりゃ、そうだ。結成から、すでに30年(!)以上経っているのである。
どんなにカッコ良いバンドマンだって、時間が経てば年を取るし、腹だって出てくる。
いや、それにしたって、ヴォーカルのマークは太り過ぎだ。昔は、痩せっぽちで、そんなヤツがロックしてるのがカッコ良かったんだがなぁ…(遠い目)。
メンバー、エナジードームに黄色のツナギと、当時の衣装を再現しているんだが、ビジュアルが正直かなり劣化しているので、見た目はハッキリ言って「変なオッサン」状態である。
 
と、変なオッサンがシンセを引き始めると、往年の名曲「Good Thing」が流れ始めた。
そこから、「Peek-A-Boo」「Girl U Want」「Whip It」とテクノ・ポップ化以降のヒット曲オンパレードである。
が、どうもマークの動きと声の出がイマイチだ。加えて、ポリのハードなテクノ・ロックを聴いた後では、正直DEVOサウンドはスカスカした印象を受けてしまい、ちょっと…正直…乗りづらい様な…。
 
あ、あれ? 俺、あんだけ楽しみにしてたのに、正直観なかった方が幸せだった? 自分の中で伝説のバンドみたいな位置に留めてた方が良かった? と、先ほどのポリのライブ中の失敗(未だ引きずってる)も込みで若干テンションが下がった。
と、ここでテクノ・ポップ化以降のオンパレードが終わり、生音主体の「Secret Agent Man」が!
ポリもライブでカヴァーしてたし、何故か少年隊のニッキもカヴァーした超名曲(まぁ、DEVOのもカヴァーなんだが)に会場爆発。
この辺りから、明らかにマークの声の出も、バンドの動きもグングン良くなってきた!
その後も、「Mongloid」「Uncontrollable Urge」「Satisfaction」と初期の名曲を連発。
ヤヴァい! これは、最高にカッコ良い!
序盤は正直低調に感じたライブが、生音主体の初期曲が始まった途端に、どんどん盛り上がって行くように感じた。
加えて、彼らのライヴに来てるのが、ビデオやレコードで死ぬ程DEVOの楽曲を聴いた&観てきた連中ばっかりなので、ライヴ中メンバーが当時のアクションを再現するたびに、「あ、これブートのビデオで見た! あ、あれライノから出てたビデオで見た!」というデジャヴュに幾度か襲われ、コーラスでは全員が大合唱という異様な盛り上がりを見せ始めた。
うん十年前の楽曲で、アメリカから遥かに離れたアジアの島国の人間をここまで熱狂させるなんて… 

凄い、凄いよ! DEVO
 
ライヴはアンコールで、「Beautiful World」を演奏し、若干唐突に終わった。
えぇ〜もっとDEVOを観たいよ〜! という観客が、終了のアナウンスが流れ、客電が灯いた後も延々DEVOコールを行っていたのが、この日のライヴの盛り上がりを、最も如実に現わしていたと思う。
僕は、十分満足してけど、できれば「The Day My Baby Give Me A Surprise」と「Come Back Jonee」は聴きたかったなぁ。
また、いつか生で聴ける機会はあるのだろうか?
 
DEVO見た目と、動きは流石に劣化してましたが、音の方はやっぱり今聴いても尖がってた!
見た目は最悪でも、DEVOは最高にカッコ悪くて、最高にカッコ良かったです!
やっぱり、行って良かった。本当に、満足でした。
 
 
 
 
 
 
 
…終演後、ドリンクバーで買ったアルコールが、「これ、ジュース?」って言いたくなるくらい薄かったのを除けば…(笑)。