俺とGORILLA BISCUITS

 

 
再結成を果たしたGORILLA BISCUITSが来日をします。
  
12/2(火) Shibuya O-EAST Tokyo
12/5(金) Shinjuku ANTIKNOCK Tokyo

 
いや〜、これは嬉しい。泣いちゃいそう…。
以下、僕のGBへの熱い思いを書いていこうと思ったのですが、情熱がほとばしり過ぎて、無駄に長くなった上に、とてつもなくキモい文章になったので、隠しおきます。
 
  
再結成後、「DOLL」誌のインタビューで、ヴォーカルのCIV
 
「ライヴは精力的にやっていく! できれば日本にも行きたいね!」
 
的な発言をしていたので、密かに期待はしていたのですが、本当に来てくれるとは! 
 
僕は、世代的にリアル・タイムで知らないですが、GBは本当だったら90年代に来日公演を行うはずが、来日中止 → その後解散っていう離れ業を演じたらしいので、
その当時、涙を飲んだ人たちも、僕みたいな新規ファンと一緒になって、物凄い盛り上がりになるんじゃないでしょうか?
 
今、ちょっと諸事情で東京を離れて、実家の方に帰ってきているんですが、何とかこの日までには東京に戻りたい。
最悪、この日だけでも東京に帰ろうかなぁ…。
 
 

俺とGORILLA BISCUITS

 
僕が、GBに出合ったのは高校生の頃。
 
当時は地元の福岡にいたせいで、RockやPunkみたいな音楽の情報量って少なかったんですけど、Number Girlが登場した辺りから状況が少しずつ変わっていって、地元のラジオでも、オルタナティヴ・ロックなんかの特集が組まれるようになったんですよね。
で、僕も順当にナンバガから、PixiesSonic YouthNIRVANAなどのアメリカのオルタナグランジ・ロックへ、そしてさらに遡って、グランジオルタナに影響を与えたDEAD KENNEDYSBLACK FLAGなんかのUS Hardcore Punkへと音楽の嗜好がシフトしていきました。
そんな時に、DOLLの増刊号でUS Hardcoreのディスク・ガイド本が出て、
 
当時の、ラウド・ミュージックの主流っていったら、AIR JAMに出てたようなメロコアスカコア・バンドか、ラップとメタルをミックスしたミクスチャーやニュー・メタルだった(高校の軽音部が学祭で、どのバンドもハイスタをカヴァーしてたり、Limp BizkitDeftonesがアホみたいに売れてる…そんな時代でした)んですけど、その辺りの音にどーも馴染めなかった自分は、アメリカのハードコアのバンドを聴いて「これぞ、本当のパンク!」と思い込み、一気に世界が開けた様な気がして、ズブズブとUS Hardcoreの深淵なる世界にはまっていきました。
 
当時は、上記のようにDOLLがUS Hardcoreのムックを出したり、何故か福岡まで7secondsやSuicidal Tendenciesがライヴをしに来たり(が、極度のチキンのため、当時はおっかなくて会場に足を運べず)、地元のFM曲で「Burst Radio」というパンクやメタルを専門に扱う番組があったり(超絶ローカルな話題ですいません)、デッケネのアルバムが日本盤で一斉再発されたりして、メジャーなロック雑誌や音楽誌が取り上げてくれないUS Hardcoreの情報が一気に入ってきて、本当に楽しかったし、ドキドキしていたもんでした。いや〜懐かしい。
 
で、デッケネなんかのメジャーどころを聴いた後、次に聴いたのがS×E(ストレート・エッジ)系のHardcoreで。
 
当時のS×EのバンドっていったらEarth Crisisみたいなニュースクール系のバンドが主流で、「S×E = メタル、重い」みたいな勘違いをしていたから、Gorilla Biscuitsを中古盤屋で買って聴いた時は本当にビックリしましたね!
 
Gorilla Biscuits

Gorilla Biscuits

 
初めて買ったのは、7inchだったんですけど、なんでコレを選んだかっていったら、ジャケットがカッコ良かったのと、盤質が悪くて安かったから(笑)。まぁ、高校生の買い物なんて、そんなものだよね……。
 
で、家に帰ってから聴いてみて、本当にぶったまげた!
デッケネやBlack Flag、それ以前に聴いていたUKのパンク・バンドにはない、圧倒的なスピードと、甲高くシャウトするヴォーカル・スタイル。そして、その疾走感の中に感じられる、確かなポップさとエモーション!
 
完全にやられて、次の週末にはフル・アルバムの「Start Today」(超名作!)をタワー・レコードに買いに行きました。
 
Start Today (Reis)

Start Today (Reis)

 
これにもやられたな〜。
一曲目がホーンセクションのファンファーレで幕を開けるセンスや、中盤までは、ひたすらに加速しておきながら途中からエモーショナルなメロディーに変化する名曲「Forgotten」の構成、ハードコアのバンドなのにブルースハープを使用するセンスとか、
 
最初に聴いたのがコレ! っていうのもあるんだろうけど、僕はMinor Threatよりも全然GB派ですね!
 
聴くたびにハードコア・パンクを聴き始めた頃の純粋な思いが甦ってきて、自分の中で物凄く特別なバンドになってるんですよ。
 
もちろん、CIV、QUICKSAND、Rival Schoolsっていう、GB解散後にヴォーカルのCIVとギターのWALTERがやってたバンドの音源もコレクションしています。
 
当時は純粋だったので、GBにモロに影響を受けて、23歳くらいまでアルコールを口にしなかったし、煙草も吸わなかった。
今は、酒飲んだりして情けないことにグダグダですが(--;
これは是非、復活ライヴを観に行って、
あの頃の熱い気持ちを取り戻したいと思います!