「とある魔術の禁書目録」のコスプレっぽいインドネシアの政治家

 
アメリカのオタク系ニュースサイト「SANKAKU COMPLEX」で見つけた海外トピックです。
あるインドネシアの政治家の服装が、「とある魔術の禁書目録」のキャラクターに酷似している、ということで、ちょっとした話題になっていました。
 

とあるインドネシアの禁書目録
 
あるインドネシアの政治家が、「とある魔術の禁書目録」のキャラクターと不思議な類似を見せています。
このインドネシアの政治家のポスターは、非常に目を引くものであるように思います、この一致が単なる偶然に過ぎなかったとしても、私たちを驚かせるには充分でしょう。

 
そして、この記事で紹介されていたポスターの画像がコレ。
  

 
 
 

 
 
…すいません、不謹慎ですが、ちょっと笑ってしまいました。
 
もちろん、修道服は女性だけでなく、神父さんや司祭さんなど、宗教に従事する男性も着用するものですから、この方の服装が宗教上、全く自然なものであるということは頭では理解しているんですが、
騙し絵で、向かい合った人間の顔の絵が、一度ワイングラスに見え始めると、もうそれにしか見えなくなるように、上記のニュース記事を読んでしまった後では、私にはこの男性がインデックスちゃんのコスプレをして大真面目な顔で写真に写っているようにしか見えなくなってしまいました(笑)。
 
白い修道服に施された金の刺繍と帽子(?)の形状のせいでしょうか? 何となくインデックスのコスチュームのイメージに引っ張られてしまうんですよね。それに、この男性の職業が政治家であるという事実も、この写真に対して私たちが持ちえる独特なユーモアに一役買っている気がします。
 
ポスターに書かれた「H.IRWAN ANANDA」というのが、この男性の名前のようです。
どのような教義の宗教に属しているかとか、政治的にはどういった立場も人なのか、というところまで調べたかったのですが、検索しても余り良く分かりませんでした…。
 
 

■キャラクターのコスチューム

アニメや漫画のキャラクターのコスチュームって、様々な文化に基づいて作られています。職業や宗教や政治や民族、芸術にエロスにフェティシズムといった、ありとあらゆる文化が、キャラクターが着ているコスチュームの背景には存在しています。
 
アニメや漫画にされる際、そういった要素はアレンジやディフォルメを施されるわけですが(「とある魔術の禁書目録」で言えば、あんなに派手な修道服って現実ではありえないわけですよね)、それらはやはり非常にキャッチーな要素を持ちえるのでしょう。
ですから、今回のポスターの件に止まらず、ある特定の文化圏にいる人にとってはごくごく自然な服装や格好が、その文化圏の外にいるアニメや漫画のファンには特定のキャラクターを想起させる、というのは日常的に有り得ることだと思います。
 
もしかしたら、外国のアニメファンの目には、日本人が普通に浴衣や作務衣を着ている姿が「銀魂」のキャラクターをイメージさせているのかもしれませんし、お坊さんの装束姿が「BLEACH」のコスプレに見えているかもしれません。
 
この辺、もうちょっと掘り下げて考えてみると、また興味深いものが見えてくるかもしれませんね。