GAUZE presents"消毒GIG Vol.153"@高円寺二万電圧

 

 
2月20日…。
 
この日、待ちに待った「あのライブ」が遂に行われました。沢山のアニメファンが、今回のライブを待ち焦がれていたことだと思います。私も、事前に前売り券を買い、カレンダーを眺めてはライブが行われる日曜日を今か今かと待ちわび、胸をワクワクドキドキさせ、心の底から楽しみにしていました。
 
そんなわけで、自分も会場に行き、この目で観てきましたよ!
 
さいたまスーパーアリーナでの「けいおん!!」ライブイベント 〜Come with Me!!〜を!
 
高円寺二万電圧でのGAUZEの自主企画イベント「消毒GIG」を!
 
…うん、何か紛らわしい書き方してゴメンな…。埼玉は、「けいおん!」ライブで盛り上がっていたことだと思いますが、私は、この日ハードコアパンクバンドの自主企画イベントを観てました。皆がDEATH DEVILを観ていた頃、僕はSYSTEMATIC DEATHを観ていたよ! 同じDEATHはDEATHでもエライ違いだね! わぁい!!(←ややヤケクソ)
 

若かりし日のSYSTEMATIC DEATHのライブ映像。メンバー若ッ!!
 
とはいえ、コチラもさいたまスーパーアリーナに負けない位エネルギーをもらえる良いライブだったので、今回のエントリではそのライブレポを覚書として!
 
昨年のTHE VARUKERS来日時のライブが、自分の中で昨年のベストアクトと言ってもいいくらい素晴らしい内容だったSYSTEMATIC DEATHが出演をするということで、何年かぶり…本当に久々に観に行ったGAUZEの名物自主企画ライブ「消毒GIG」。
GAUZEやシステマとはジェネレーションを隔てたNo Problem、ハンマーら、この日に共演をした若手ハードコアバンドも素晴らしいライブを見せてくれたのですが、やはり強烈な印象を残したのは、このイベントの企画主でありトリを務めたGAUZEの圧倒的な存在感でした。
 
アルバム「面を洗って出直して来い」の冒頭曲である「栄枯盛衰」に始まり、MC、アンコール一切なしで突き抜けるジャパニーズ・ハードコア・パンク。時代や世の中がどんなに変わっても決してブレることのないGAUZEの圧倒的な存在感と説得力は、最早他のバンドが決して真似することのできない領域にまで達しているよな〜と改めて。また、労働者階級の視点から社会を眺め、己の内面にも深く踏み込んだ、その歌詞はライブで聴いてこそ、その真価を強く発揮するのだと、コチラも改めて痛感。
 
会場に詰めかけたパンクスと大合唱しながら聴いた「開かずの踏切」と「面を洗って出直して来い」は、この日のライブの個人的ハイライト。特に、後者はイントロが流れ出した瞬間から観客のアクションが凄まじかったです。
 
"文学性"という言葉で括るには異質で、強い攻撃性を持ちながらも、深い内省を持ち合わせたGAUZEの歌詞、そこに書かれている言葉の数々は、「詞」でも「詩」でもなく、やはり「言葉」と呼ぶのが個人的に最もシックリきます。誰にも真似できない、誰も書くことができない、何よりも強い言葉の力と何十年にも渡ってアンチ・コマーシャリズムの立場から"ハードコア・パンク"を追及し、150回以上もの自主企画を行ってきたGAUZE
 
繰り返しになってしまいますが、時代や世の中が変わっても決してGAUZEはブレない、変わらない。そんなバンドの姿と言葉を、是非とも一度は体感してみることをオススメします!