ニコニコ動画について、ネットやPCが全然分からない駄目ブロガーが語ってみた

 

 
私、細々とネットの片隅で…でも、結構長いこと"BLOG"なんてものを書いている人間なんですが、実はPCとかネットの知識がほぼ皆無の人間です。
 
お気に入りのBLOGを覗きに行ったりとか、大好きなプロレスの結果や最新情報を知る為にスポナビや各団体のHPをチェックしたりとか、ライブハウスのスケジュールを調べたりとか…で、ネットというツールを活用することはあっても、所詮はそこ止まり。何か専門的な知識を勉強したいとか、ネットやPCに対する知的好奇心や上昇志向みたいなものを持つこともなく、2ちゃんねるとかのネット上の独特の文化に興味を持つでもなく、超ひきこもりかつ保守的な、ひたすら浅くてゆる〜いPC、ネット活用と、ブロガー生活を続けてきました。
 
Facebookなんてモダンなツールは何だかよく分からないし、mixiはパスワードを忘れてログインできなくなっちゃたし(そして、それを調べるのもメンド臭くてやってない…)、他のWebサービスも全然使わないし、そもそもネットやPCが全然分からないし、分からないから強烈な苦手意識があるし…アカウントを取得して利用しているWebサービスなんて、この"はてな"と"twitter"くらいだと思います。この二つは、楽しいんで何とか続けていられるんですけど…。
 
まぁ、究極的に言ったら、私は"BLOG"っていうのが全く向いていない人間なんだと思います(笑)。
 
じゃあ、何でそんなPC、ネットオンチがBLOGなんて始めちゃったの? という話になるんですが、そもそもは、余りにもPCやネットに興味がない自分を職場で使うPCに慣れさせようと、一番最初に就職をした会社で上司に無理やり始めさせられたのが事の始まり。…アレが無かったら、自分なんてPCを家に置くことすらなかったかもしれません…。まぁ、おかげ様で今では、このBLOGを通じて人や作品との新しい出会いがあったりだとか、色々と楽しい思いをさせてもらっているので、感謝をしてはいるんですが。
 
そんな感じでひらすらに消極的かつ受動的な理由でBLOGを始め、でも、何だかんだで割と長いことBLOGを書き続けているPC、ネット知識皆無の駄目ブロガーは、ここ一年くらいでようやっと"ニコニコ動画"なるものを利用し始めました。そこで、"ニコニコ動画"というものにネットオンチの人間が触れて思ったことや、利用の仕方、付き合い方なんかを、ちょっとアレやコレやとまとめてみたいと思うのです。ネットがダメな人間なりの"ニコニコ動画"というツールに対する視点みたいなものを、自分なりに整理してちょっとまとめておきたいな、と。…物凄く個人的な話になってしまうのですが、最後まで読んでいただければ幸いです。
 
 

ニコニコ動画を利用し始める以前

先ず、私がニコニコ動画なるものを利用し始める以前の話、一番初めにニコ動というものに対して抱いていたイメージの話を簡単にしたいと思います。
 
何がきっかけで最初にその名前を知ったのかは、もう忘れてしまったのですが…とにかく最初の印象は、アンマリ良いものではありませんでした。というのも、やっぱり、"2ちゃんねる"のイメージが強くあったからです。ネットスラングとか、罵詈雑言とか、そういうのが溢れまくってる世界なんだろうな、と。実態は全く掴めなくとも、そういう漠然としたマイナス・イメージはありました。
冒頭にも書いたように、私は"2ちゃんねる"とか、そういうネット発のカルチャーに一切触れることなく大人になってしまった人間です。なので、そういったものに馴染みがないので、苦手意識というかボンヤリとした恐怖感みたいなものがあるわけです。それは、BLOGを始めて、少なくとも昔よりはネットやPCに触れる時間が増えた今でも、やっぱり自分の中で意識として常に存在をしている。…まぁ、それっていうのは悪く言っちゃえば"偏見"なのかもしれないんですけど、「ニュースで見たけど、殺人予告があったらしい」とか「凶悪犯が利用をしていたらしい」とか…"2ちゃんねる"というものに対して、そういう暗いイメージ、負の印象しかなかったもので。
 
なので、「これは、ちょっと自分には関係ないな」とか「俺は、いいや」みたいな感じで、周囲で盛り上がっているのは知っていても、自分は常に引いていました。また、アレってアカウントを取らないと視聴ができないじゃないですか。だから、ここ一年くらいでようやくアカウントを取得して視聴を始めるまで、一度たりとも観たことがなかったし、興味も持ちづらかったですね。結果、例えば初音ミクであるとか、アイマスであるとかの人気や流行にも一切乗ることなく、自分のテリトリーと目線が行き届く範囲の中だけでBLOGの更新とかをやってました。
 
未だに、ニコ動で人気に火が付いた有名人とか、あの中で音楽をやっていたアマチュア・ミュージシャンがアニメ番組の主題歌を…なんていうネット発、ニコ動発のムーブメントは、自分の中で凄く不思議な感じがしますからね。「あ…ニコニコ動画って、そんなに人気と影響力があるんだ!」って。
 
 

■駄目ブロガーなりのニコニコ動画の使い方


 
そんなネットダメダメ人間が、ようやっと視聴を始めたニコニコ動画。どういう風に使っているかというと、有料、無料を問わず、主にアニメ作品やWebラジオのオフィシャル配信の視聴に使っています
例えば、初音ミクだとかアイマスの動画とか、或いは、アニメやゲームのMAD映像とか…は、全くと言っていいほど観ないです。先ず、検索の仕方が分からないし、何から観ていいかも分からない。ニコニコ動画の成熟期をすっ飛ばして、完全に途中から入ってしまった人間なので、そこでの面白さや楽しさの文脈っていうのが一切分からないんですよ、一切…。だから、ニコ動発のトレンドとかをキャッチアップするのが、自分には凄く難しくて。
 
結果的にアニメのオフィシャル配信であるとか、声優さんが出ているラジオ的な動画にしか興味が向かない。結局、テレビやラジオの代用品、延長線としてしかニコ動というのを捉えきれていないんだと思います。
 
これが、まだ自分が若かったら、勉強するなり、興味を持つなりして、新しいものをどんどんと吸収していく努力みたいなものをしていたと思うんですが…BLOGを始めるまで、"ネット"というモノにほとんど触れずにここまで生きてきた人間には、そこで展開されている情報に今から追いつくのはかなり困難です。
 
それから、私はニコニコ動画で動画を観る際には、コメントは全てオフにします。これも、前述したように、ニコニコ動画で使われているスラングクリシェの文脈を理解できていないからです。ニコ動で使われているコメントの定型文やお約束が分からない為に、例えば、動画を観ている時に文字がガーッと流れてきても、それを分からない人間としては、ただただ混乱をしてしまうんですね。「この人たちは何を言っているんだろう?」で思考が停止してしまい、コメントと動画を結びつけて理解することができないわけです。
 
また、コミュニケーションツールとしてニコ動を認識しきれていないというのも、私がコメント無しでの動画視聴を好む理由として大きいと思います。テレビやラジオって、どんなに大きくてもせいぜい家族や友達といった範囲で楽しむものですよね? そういう認識があるものだから、ネット上で見ず知らずの人と何か一つのものを一緒に楽しむ、感想や意見をやり取りするという楽しみ方、流儀が、これまたイマイチ分かっていない。
 
結果的に、私のニコニコ動画との接し方って、テレビ、ラジオを自分の部屋で観る、聴くっていう楽しみ方とほぼ一緒なんですよね。ある意味で孤独で、その「コメントの投稿を通じてコミュニケーションができる動画サイト」という最大の特性を全く活かせていないのかもしれませんが、ネットオンチの人間、その辺の文化、文脈が全く分からないストレンジャー(異邦人)としては、これが精一杯。
 
 

■それでも楽しいニコニコ動画

そんな歪な接し方しかできていないニコニコ動画ではありますが、それでも十分に楽しいんです。何故なら、そこにはニコ動でしか楽しめないオリジナルのコンテンツやイベントがあるからです。
 

 
そもそも、私がニコニコ動画のアカウントを取り、視聴を始めたきっかけは大好きな格闘ゲームBLAZBLUEのラジオ番組「ぶるらじ」が聴きたかったからです。コレなんて、最初に聴いた時はホントにビックリしましたからね。「ぶるらじ」を聴いたことがある方ならご存じかと思いますが、ラジオなのにアニメーションや絵が付いてくるんですよ!
 

 
この「ぶるらじ」なんかは、動画サイトとしての特性、強みを最大限に活かした番組だと思います。他にも、声優さんがパーソナリティーを務める番組が生放送で行われていたりだとか、後は、プロレス団体が専門のチャンネルを持っていて、試合を定期的に配信したりだとか、アニメの先行上映、一挙放送だとか…ニコニコ動画には、そういった魅力的なコンテンツやイベントが沢山あるんです。
 
実は、こういった「ぶるらじ」のようなオフィシャルな動画と、「○○○を歌ってみた」的なアマチュアによる創作物やパロディが混在しているというのも、自分にとって凄く不思議な風景だったりする(というのは、youtubeのような他の動画サイトなんかも一緒ですが…)のですが、そのような違和感を差し置いても、やはりニコ動にアップされている動画の豊富さというのは、私のような人間にも非常に魅力的に映ります。
 
決してニコニコ動画を使いこなせていなくても、そこでの流行に付いていくことができなくても…それでも、十分に楽しめるコンテンツが揃っている、そこでしか楽しめないものがある。もう、それだけで、自分にとっては十分なわけです。
 
勿論、コメントを投稿して他の視聴者とのコミュニケーションを行い、そして、アマチュア作品の投稿や流行も追い掛ける、なんて接し方ができれば、もっともっと楽しいのかもしれませんが、その為には、自分はニコ動を知るのも、視聴を開始するのも余りにも遅すぎました。
「自分は年をとっていて馬鹿なので、ニコ動のメインストリームに乗ることは決してできないが、それでも十分過ぎるくらい楽しむことはできるし、そんな馬鹿な人間には追いつけない位、ニコ動には可能性があり凄いのだ」コレが、PCオンチ、ネットオンチの駄目ブロガーが、ここ一年位のニコニコ動画の視聴を通して至った結論です。
 
 
■まとめ
ネットオンチの駄目ブロガーによるニコ動の使い方、そして、雑感なんかをアレやコレやと。詳しい人からしたら、「何を言っているんだ、コイツは?」という位、無理解かつ個人的な話かもしれませんが、こんな感じであのコンテンツを楽しんでいるんだ、こういう人間もいるんだ、という感じで読んでいただけたなら嬉しいです。
 
あと、コレ最後に聞いておきたいんですが…"タイムシフト"って何ですか?(分からない言葉が出てきた時に、検索をするのをメンド臭がるネットオンチ)
 
 
 
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