ソーシャルゲームの"運営"って何じゃらほい!?

 

 
明けまして、おめでとうございます。新年一発目の更新。
2013年という新しい年の始まりを、皆さん、如何お過ごしでしょうか?
 
私はといえば、元日から仕事に出て、その後、気晴らしに可愛い女の子がいるちょっとエッチなお店に行こうとしたところ、その道中で張り切り過ぎて駅で足を滑らせて転んでしまい、思いっきり顔面を床にぶつけました
 
真剣に一分近く痛みで動けなくなってました…。もう、いい歳なのに子供の如くすっ転ぶとは、新年早々、お恥ずかしい限りです。でも、痛みに耐えて「可愛い女の子がいるちょっとエッチなお店」には、ちゃんと行きました。あと、「可愛い女の子がいるちょっとエッチなお店」が具体的にどういうお店だったのかは、皆さんのご想像にお任せします。
 
その前日の大晦日は、プロレス、格闘技ファンらしく、ニコニコ動画でDREAMとGLORYの、それからBSでIGFの興行をザッピングしながら観戦。どちらのイベントも様々なマッチメイクが組まれ、大変におもしろかったのですが、個人的に気になったのがIGF中継でのテレビコマーシャル。
 
石井慧vs.ティム・シルビア戦とか、澤田敦士鈴木秀樹組vs.天田ヒロミレイ・セフォーのタッグマッチであるとか、あと、観る者全員に凄まじいモヤモヤ感を抱かせたまま唐突に終わった(そして、試合後に猪木が客に逆ギレした)藤田和之vs.小川直也戦とかの合間に、「蒼天航路」をモチーフにしたソーシャルゲームのCMがガンガン流れるんですね。
 
このゲーム、調べてみたら、今回の興行のスポンサーであるパチンコ、パチスロメーカーのフィールズが作っているゲームだそうです。昔は、この手の大型格闘技興行って大概、パチンコメーカーがスポンサーに付いていて、パチスロとかのCMが流れていたものでしたが、今ではそこに加えてソシャゲのCMも流れてるんですね…。何だか、物凄く時代を感じてしまいました。
 
所謂"ソーシャルゲーム"。自分は興味が無いし、色々と思うところがあるので、一切遊ばないのですが、興味が無い人間なりに色々と情報を集めてみると、やっぱり自分が遊んできたような…考えていたような"ゲーム"とは随分と開きがあるのだな〜と最近改めて痛感をしました。今回のエントリでは、その辺についてちょっとアレやコレやと書いてみようかな、と。
 
 

■"運営"って何じゃらほい!?

"ソーシャルゲーム"とは何ぞや? という部分を自分なりに調べて、その概要を掴むにあたり、一番引っ掛かりを覚えたのが"運営"というキーワードなんです。
 
いや、ソシャゲのゲーム性云々っていうのは自分の場合、正直、よく分からないんですよ。前述の通り、遊んだことないので。そこに関しては意見の言い様がないんですが、そのゲーム性にも関わってくる、この"運営"って言葉には物凄く違和感を感じてしまってですね。
 
個人的な意見としては、「"運営"って何じゃらほい!?」って話で。まぁ、どうやら、ソーシャルゲームっていうものは、遊んでいる内に、時期によってイベントが行われたり、追加の要素が出てきたりっていうのがあるらしいんですね。そこで、ユーザーを飽きさせないように、色々とメーカー側も工夫をしていると。
 
ただ、これなんて自分からすると、もうビックリなわけです。何でかっていったら、やっぱり自分の中でゲームってパッケージのコンテンツなんですよ。家庭用のゲーム機だと、昔はカセットで今はディスクで、それを箱から出して遊ぶという。
これがゲームセンターのアーケードゲームならば、100円を筐体に入れて遊ぶものであって。その時点で完全に商品、コンテンツとして完成をされているものなんですよね、自分の中での"ゲーム"のイメージって。
 
だから、ソーシャルゲームみたいに、後から後からキャラクターだのアイテムだのイベントだのっていうのが追加されるっていうのが全然ピンと来ないんです。まるで、イメージが出来ない。
 
 

■自分にとっての"ゲーム"とは

私は、ゲームは好きなんですが、長いことゲームハードも買っていなかったような温いゲーマーなんで、そもそも、こういった運営という要素が関わってくるゲームっていうのは…ソーシャルゲームの前のオンラインゲーム全盛の時点で、もう完全に置いてけぼりをくっていたんだと思います。最近、その辺を調べて、本当にビックリしたんですもん。「今のゲームってこうなってるのか!?」って。
 
いや、そんな人間がソシャゲみたいな現代的なゲームに対して、アレコレ言うなって話なんですけどね。でも、古い人間からしたら、その辺のゲームのあり方に「もう、ゲームの形も随分と変わってしまったんだなぁ…」って強く感じる部分であって。
 
先ほども書いたように、私にとってのゲームっていうのは、ゲーム屋さんで購入をする、或いはゲームセンターの筐体にコインを入れる。その時点で完成をしているものなんです。後は、その払ったお金に対して、どんだけ楽しめるかという話で、そこで「おもしろい!」とか「好きだ!」とかの評価だったり感情だったりが生まれてくるという。
 
つまりは、音楽イベントとか映画とか、或いはプロレス興行とかのチケット代と同じなんです。ゲームに払うお金っていうのは。例えば、後楽園ホールにプロレスを観に行く。チケットを買う。そしたら、プロレスラーは観に来たお客さんを全力で楽しませようとするし、観に来たお客さんも全力で楽しむ。映画も音楽ライブもそうです。お金とエンターテインメントの関係って、それが一番健全な形なんじゃないかな、なんて個人的には考えているんですね。
 
だから、お金を払った後に、運営がアレコレとゲーム内容をいじってくるっていうのは、やっぱり物凄く違和感があるし、そこで、場合によっては後から天井知らずでお金が掛かる、お金を払ってしまう危険性があるっていうのは、やっぱりおかしな話だと思うんですね。
 
もう、そういう感覚とか感性が古いって話なのかもしれないんですけどけどね…。でも、"ゲーム"のあり方って、自分が知らない間に随分と変容をしてしまったんだな〜と思います…。