話数単位で選ぶ、2010年TVアニメ10

 
「karimikarimi」さんがやってらっしゃる「話数単位で選ぶ、2010年TVアニメ10」がおもしろうそうなので、自分も参加をさせていただきます! 年末ですしね!
 
 

■2010年のベストエピソード10

ルール
・2010年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・思いつき順。順位は付けない。

 
で、私が選んだ10個がコレです!
 
・HEROMAN 第16話「DECISION」(脚本:大和屋暁/絵コンテ・演出:タムラコータロー)
オオカミさんと七人の仲間たち 第3話「おおかみさんうさぎとかめの醜い争いに巻き込まれる」(脚本:伊藤美智子/絵コンテ:田中宏紀/演出:秋田谷典昭
はなまる幼稚園 第1話「はなまるな入園式」(脚本:小黒祐一郎/絵コンテ・演出:木村隆一/音楽:Sadesper Record)
探偵オペラ ミルキィホームズ 第4話「バリツの秘密」(脚本:ふでやすかずゆき/絵コンテ・演出:神保昌登
生徒会役員共 第8話「みんなの分まで私が戦う!」(脚本:小山知子/絵コンテ:金澤洪充/演出:菊池勝也
WORKING!! 第13話「デートと言う名の"決戦"、小鳥遊と伊波のそれから…」(脚本:兵頭一歩/絵コンテ:福田道生/演出:渡辺健一郎)
けいおん!! 第12話「夏フェス!」(脚本:吉田玲子/絵コンテ・演出:坂本一也)
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 第6話「In the DEAD of the night」(脚本:黒田洋介/絵コンテ:山本沙代/演出:羽生尚靖)
ハートキャッチプリキュア! 第5話「拒否されたラーメン!親子の絆なおします!」(脚本:成田良美/演出:畑野森生/作画監督:奥山美佳)
WWE RAW 2010.11.22 「Randy Orton VS The Miz(脚本・演出:プロレスに脚本や演出なんてない!)
 
 

■各エピソードへの感想文

HEROMAN 第16話「DECISION」
「HEROMAN」は、本年度の…というか、これまで見てきたアニメ作品の中でも上位に食い込む位大好きで、夢中になったアニメだったので、全てのエピソードがベストなんですが、バトルシーンの熱さとカッコ良さを基準に選ぶなら、このエピソードかなぁ〜と。
片腕を失いながらも攻撃を仕掛けてくるMR-1の猛攻、ボロボロになりながら街を人を守ろうとするヒーローマン、ドクター・ミナミの狂気に満ちた異常に「濃い」キャラクターとアクション、そして、咄嗟の機転が大ピンチを覆し、正義のヒーローを勝利に導くというラストのカタルシス…。
もう、何度も何度も見返して胸を熱くしたエピソード。自分の中で、最終話のゴゴール戦と並ぶヒーローマンのベストバウトです。
ジョーイとヒーローマンは勿論、ヒールのミナミとMR-1もカッコ良かった! ミナミの「MR-1………再起動ぉおおおおおおおおおおおおおっ!!」には鳥肌。
■「HEROMAN」 理想的なヒールがいることで輝くバトルシーンの熱さとカタルシス
 
オオカミさんと七人の仲間たち 第3話「おおかみさんうさぎとかめの醜い争いに巻き込まれる」
絵がとにかく美しかったので! あと、このエピソードの主役である浦島さんと乙姫さん…浅沼晋太郎さんと豊崎愛生さんのやり取りも堪りませんでした! …ファンなもんで。
 
はなまる幼稚園 第1話「はなまるな入園式/はなまるなおかあさん」
アニメが始まった瞬間にトイピアノみたいな音がBGMで使われていて、「あ〜何だか音楽が凝ったアニメだなぁ〜」と思ってみていたら、音楽を手掛けているのがNARASAKIさんと元MELT BANANAのWATCHMANだったという…。そのインパクトです! EDで、NARASAKIさん作曲による「笑顔ならべて」が流れてきた時のエクスタシーとか忘れられないですね。
 
探偵オペラ ミルキィホームズ 第4話「バリツの秘密」
物凄いフリーキーな一発ギャグをやっているように見えて、実は持続的なストーリー展開やロジカルなギャグがあって、ちゃんと計算した方向に全ての笑いと物語が流れていくという…。
関係ないけど、今年の「M-1」でスリムクラブがアレだけアナーキーかつフリークス的な笑いで、会場とお茶の間の爆笑を掻っ攫ったのと並んで、2010年で特に印象的だった「笑い」です。
 
生徒会役員共 第8話「みんなの分まで私が戦う!」
柔道回。ひたすらシモとエロに満ちたアニメなのに、最後、会長が勝つシーンで何故か感動。次の運動会回と並んで、「あ〜このアニメは、原作のギャグに加えて、学園青春モノを描いてるんだな〜」と趣旨を理解。
 
WORKING!! 第13話「デートと言う名の"決戦"、小鳥遊と伊波のそれから…」
最終話にして、物凄く平池芳正監督のカラーが出ていたエピソードだったなぁ〜と。平池ファンの自分は歓喜。その後、「アマガミ」で独走的過ぎるフェチ描写を次々に実践し、そのコントラストの激しさに「ん!?」となったのも込みで、多分一生忘れられない。
 
けいおん!! 第12話「夏フェス!」
夏フェス参加のハウ・トゥ的なエピソードだったのですが、テレビの中の彼女たちの過ごし方と、自分の夏フェスへの参加の仕方が余りにも違っていたため驚愕。自分の場合、海外のちょいマニアックなNew Waveやパンクバンドの来日目当てで観に行く為に、メインステージとかは一切観ずに、ひたすらサブステージに集中。体力がないため、熱さと疲労で飯も食えず、お目当てのバンドを観終わった後は、ビールを飲んでひたすら寝る…という過ごし方が毎回なもんで、軽音部員たちの夏フェス体験に「あ! 夏フェスって、そうやって参加するのね!」と感心。
フジロックでグリーンステージのPrimal Screamを無視して、フィールド・オブ・ヘブンにSPARKS観に行くダメ人間だもの…。
 
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 第6話「In the DEAD of the night」
ひたすら、おっぱいがおっぱいしていたので。あと、DDTに参戦中のカナダのプロレスラー、ケニー・オメガ選手はアニメ版の「HOTD」の大ファンで、もしも続編が作られたらプロレスラー役として参加をしたいと思っているらしい(マイケル中澤選手が、twitterでそう呟いてました)。
ケニー・オメガはアニメを「分かっている」としか言いようがない。ケニーのためにも、おっぱい続編をぜひ!

家で、川でプロレスをおっぱじめ、必殺技が波動拳で、「HOTD」への出演を夢見るプロレスラー。それが、ケニー・オメガ…。
 
ハートキャッチプリキュア! 第5話「拒否されたラーメン!親子の絆なおします!」
HCプリキュアで、自分が一番感動したエピソード(観ていて、号泣!)…なんですが、周囲にそのことを話しても「え? いや、あの話はそんんな別に…」みたいな薄いリアクションのみで、賛同を一切得られなかったエピソード…。おかしい!? ラーメン、親子愛、キャッチボール…泣ける要素しかないハズなのに!
 
WWE RAW 2010.11.22 「Randy Orton VS The Miz

私の大好きなザ・ミズが遂にチャンピオンになったエピソード!
セコンドの襲撃を受け、圧倒的に不利な状況で挑戦者であるウェイド・バレットとのタイトルマッチに挑んだランディ・オートン。足の痛みに耐え抜き、死闘の末にバレットを下して防衛に成功し会場に大きな感動を呼ぶも…そこに、乱入してきたザ・ミズが王座挑戦権を行使し、満身創痍のオートンからベルトを奪取する! 観客のヒート(憎悪、顰蹙)を一身に受ける新しいチャンピオンの誕生に大興奮。
例え、身体が特別大きくなくても、アマチュアでの実績やズバ抜けた身体能力がなくとも…努力し続け、センスと頭を使えば王者になれる、そんなアメプロの魅力とストーリー展開、そして、ザ・ミズというスーパースター(プロレスラー)の存在は、2010年で特に印象に残った「物語」と「キャラクター」でした。ベルト獲った後の観客の茫然とした態度や怒りに満ちた表情といったリアクションの数々も最高。
He is The Miz! He is…Awesome!!
 
 

■まとめ

こんな感じで、私が選んだアニメ9話+プロレス1話のベスト10。…ん? 「2010年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定」するのがルールなんじゃないかって?
 
馬鹿野郎! ルールってのは、破るためにあんだよ!!(ヒール的発言)
いや、「HEROMAN」や「はなまる幼稚園」同様に大好きなザ・ミズがチャンピオンになったのが嬉し過ぎて、ついつい紛れ込ませちゃいました…。でも、本当に自分の中で今年ベストなエピソードであり、ストーリーだったんだぜ…。
 
こうやって、好きなキャラクターや脚本に特化して、ベストなアニメを選ぶのもおもしろいものですね。karimiさん、楽しい企画をありがとうございました〜。