男声・女声 - 同じアニメの中で男の子役と女の娘役を演じた声優さん

 

 
超速変形ジャイロゼッターで、主人公の男の子役とその母親役を演じていらっしゃる井上麻里奈さん。
 
ハヤテのごとく!」での男の子役から、「天元突破グレンラガン」や「Rio RainbowGate!」のような作品でのグラマラスな女性役まで、様々な役を演じていらっしゃる井上さんですが、「ジャイロゼッター」で性別も年齢も異なるキャラクターを演じ分けられている声優さんとしての"幅"は流石の一言。そういえば、井上さんのフォルモグラフィーの中には、主人公の性別が変わる「けんぷファー」なんて一風変わった作品もありましたね。
 

 
ところで、"声優"ならではのこういった性別を超えた演技ですが、「ジャイロゼッター」のように同一の作品で男性役と女性役を同じ声優さんが一遍に演じるアニメって何気に珍しい気がします。今回のエントリでは、その辺についてアレやコレやと…というには、ちょっとテキスト量少なめですが、"Masculin, feminin"な感じで書いてみたいと思います!
 
 

■男の子役を演じられる女性声優さん

男の子役を演じられた女性声優さんは沢山いらっしゃいます。最近では、「リトルバスターズ!」に堀江由衣さんが男の役で出演をされていて、「ラブひな」直撃世代である自分なんかは大変に驚きました。その一方で他の作品では、可愛い女の娘を演じていらっしゃる、堀江さん。
 
まぁ、やっぱり声優さんって凄いね! という話なんですが、こういった声優さんの役者としての技量、表現者としての"幅"みたいなものには、いつも感心をしてしまいます。三瓶由布子さんなんて、女の子にとっての憧れの存在である「プリキュア」で主人公役を演じながら、「エウレカセブン」や「夏のあらし!」「猫神やおよろず」といった作品で男の子役をやられたりしてますからね。
 
ただ、それが「ジャイロゼッター」での井上麻里奈さんのように同作品内で…ということになると、これはなかなかに珍しいパターンというか、レアケースのような気がします。思い返してみれば、作品名や声優さんのお名前が出てくるようで出てこない、パッといくつか挙げられるようで挙がってこない。
 
 

■私がパッと思い浮かぶのは…

そんな中で、自分が真っ先に思い浮かんだのが、白石涼子さん。赤根和樹監督の「鉄腕バーディー DECODE」では、主人公の友人である千明和義と女性型戦闘マリオネットのオンディーヌ役をそれぞれ演じられていましたし、続編の「鉄腕バーディー DECODE:02」でも引き続き千明役と少女に変装をした宇宙人、タセラ役にキャステングをされています。
 

 
更に、「境界線上のホライゾン」では、幼少期の主人公、葵・トーリとその担任の先生であるオリオトライ・真喜子という、これまた男性、女性という一人二役を。「ジャイロゼッター」での井上さんと同じく、そのハスキーな声を活かしたキャスティングですね。
 
こういった配役、他のアニメや声優さんでもありそうな気はするんですが…私は、ちょっと思いつかないです。名前のないモブ役とか、「かしまし」での植田佳奈さんみたいに、性転換ネタを用いた作品も含めればもうちょっと出てきそうですけどね。三瓶由布子さんとか小林ゆうさんとかも、こういったキャスティングをどこかでやられてそうなイメージがあるんですが…。
 
自分はまだまだ温いアニメファン、声優ファンなので、「コレを忘れてどうすんだ!」みたいな有名ドコロがありましたら、コメント欄等でご指摘をいただけると大変に嬉しいです。