演出が観ていて気持が良くて、しかもカッコ良い! 「ブラッドラッド」!!

 

 
テレビアニメ「ブラッドラッド」がおもしろい。何がどうおもしろいって、キャラクターが可愛くてカッコ良くて、女の娘のおっぱいが大きくて、バトルシーンにケレン味があって…という具合に、"王道"のバトルものの少年漫画を構成する諸々をアニメで凄くストレートにやっているところが個人的にはツボでして。
 
「SOUL EATER」みたいなストリート感に溢れたキャラデザも良いですし、それこそ「SOUL EATER」や「うえきの法則」みたいにテレ東で夕方に、それも一年とかの長いスパンで観たいアニメだな〜なんて思いながら観ています。深夜枠でワンクールなのが、ちょっと勿体無く感じる位、おもしろいです「ブラッドラッド」。
 
そんな「ブラッドラッド」の魅力の一つが劇中の演出術だと思います。キャラクターのポージング、背景のエフェクト、色彩…そういったストーリーを彩る要素がイチイチ決まっている。それが自分のフィーリングにバシバシキマっていまして、観ていて物凄く気持ちが良いんです。
 
本作の魅力を拙いながらも何とかして、他の人にも伝えたい…というわけで、今回のエントリでは「ブラッドラッド」についてのアレやコレやを!
 
 

■「ブラッドラッド」の気持ちの良いポージング

「ブラッドラッド」の演出の魅力…を簡単に説明するには、第2話「ただいまは言わない」の各シークエンスを並べてみるのが何よりストーレートかつ話が早いかな、と。この「ただいまは言わない」というエピソード。コンテと演出で入られた斉藤良成さんの色、作風だとは思うんですが、他のエピソードに比べても物凄く"濃い"演出術が目立つんです。
 

 
例えば、ヒロインである柳冬実ちゃんのこのポージング。身体の軸が流れていたり、奇妙かつアクロバティックな体勢を取っていたり…もう、動きがキレッキレ!
 

 
他にも、女の娘にこういうポーズを取らせたりだとか…。これ、右の冬実ちゃんは、普通に説明台詞を聞いているだけのシーンなんですけどね。相手の話を聞いているだけなのに、何故、乳を寄せる必要がある! と。他にも、こう女の娘の腰の描き方が妙にフェティッシュだったり、観ていてこっちの感性にビンビンくるわけですよ。「これは、一体何なんだ!?」と。
 
 

■「ブラッドラッド」のカッコ良い演出


 
こういうキャラクターの描き方だけじゃなくて、背景とかエフェクトもこの2話では凄く気持ちが良くて…例えば、階段を降りていくシーンでは、建物の構造を無視して長〜い階段が延々続いたりだとか…。
 

 
あとは、幾何学的なレイアウトだったり、切り絵っぽい背景。この辺は、モロに斉藤良成さんの作風が出ているんでしょうね。「ブラッドラッド」を製作しているのはブレインズ・ベースですし、自分みたいに演出とかに余り明るくない中途半端なアニメファンがアレコレ言うのはちょっと違うし、間違っているのかもしれませんが、やっぱり斉藤さん繋がりで、シャフトとか大沼心さん〜SILVER LINK.のラインを感じてしまう演出術。ただ、そういうのをこういう少年漫画っぽいアニメでやっているのが自分的には凄く新鮮で。
 

 
シャフトアニメ定番のスポットライトとか黒板ネタも、「ブラッドラッド」という作品の中で接してみると、そこにはまた新しい魅力がある。
 

 
そういう中でですね、こういうキャラクターの心理描写で不穏な空気とかを出されたらもう堪らないですよ! あぁ〜コレ、凄いカッコ良いなって思っちゃって。
 
…もうさっきから、理屈とかを抜きにして、画像貼って、直情的な感想を書いて…っていう流ればかりでスイマセン…。でも、しょうがないですよ、だって「ブラッドラッド」観ていて、メチャクチャ気持ちが良いんだもん! 自分がもうちょっと作画とか演出とかを読み込めたら、もっとキチンと説明できると思うんですが…。ただ、そんな自分みたいな温いアニメファンが観ても、物凄く楽しめる、非常に気持ちが良い。それが「ブラッドラッド」っていうアニメの魅力なんじゃないかと思うんですね。
 
 

■まとめ

この第2話は、凄く演出のエッジが立った…極端なエピソードではあるんですが、こんな感じで毎回毎回「おぉっ!」って思わされるようなキレッキレのシークエンスが出てくるんですよ「ブラッドラッド」。こういう如何にも少年漫画っぽい作品で、そういうシークエンスに出会えるっていうのは個人的には本作に対しての大きな楽しみの一つで…。
 
あと、女の娘は可愛いし、おっぱい大きいし、その辺も含めてですね、7月スタートのアニメの中ではちょっと地味な印象を受ける「ブラッドラッド」なんですが、個人的には非常に気に入っております! 演出とかに詳しい方が観られたら、どんな印象を受けるかも聞いてみたいですね。