最近、若くて上手い女性声優さんが次々に出てきていてビックリする






今回のエントリでは、声優さんについてアレやコレやと書いてみたいと思います!




■この人は凄い! と思った声優さん、大空直美さん

最近、アニメを観ていてビックリするのが、若くてしかも実力のある女性声優さんがドンドンとシーンに現れてきていることです。





例えば、大空直美さん。自分が今年に入って、"ニュージェネレーション""ネクストジェネレーション"的な女性声優さんとして、その存在を強烈に認識させられたのが、いなり、こんこん、恋いろは。で主役の伏見いなり役を演じられた大空さんで。


いなり、こんこん、恋いろは。」自体も凄くお気に入りの作品なんですが、本作の中で見せてくれた大空さんの演技力っていうのが自分の中で非常に鮮烈な印象がありました。いなりちゃんは、変身能力があるヒロインで、故に劇中で言葉遣いや喋り方を変えたり、時には男言葉で喋ってみたり…と、かなり演技の幅が求められる役どころだったと思うんですけど、それを初の主役とは思えない位に堂々と演じられていて、一発で大空さんのファンに。


大空さん、声も可愛らしいですし、実は立命館大学卒という経歴やデビュー前にテレビのバラエティー番組で見せたという貧乏エピソードも「いなり」で主役を掴んだ今となっては、キャラクターやストーリーとして抜群に魅力的で。凄く気になる声優さんなんです。今期のアニメ作品だとディスク・ウォーズ:アベンジャーズで、いなりちゃんとはまたちょっと趣の異なるキッズアニメらしい声の出し方をされていて、まだまだ色んな役どころをこなせる声優さんなんじゃないかな、と。


また、「いなり、こんこん、恋いろは。」の最終回では劇中の挿入歌としてキャラソンも歌われている(作曲は、つじあやのさん!)んですが、そこで見せた透明感のある歌声も素晴らしかった! …という具合に、"ファン贔屓"も込みで「若いのに上手い声優さんが出てきたな〜」と、もう素直に感心することしきりなんですが、こういう体験というのが最近、凄く増えてきているんです。




■この人は凄い! と思った声優さん、前田玲奈さん




今期からスタートをした新作アニメそれでも世界は美しいで主人公のニケ役を務められている前田玲奈さんも、そういう"驚き"のあったニュージェネレーションの女性声優さん。


それでも世界は美しい」は白泉社の少女漫画が原作のアニメ作品。ベテランの亀垣一さんによる監督、studioぴえろ製作ということで、どこか90年代的な雰囲気のある作品で、自分らの世代だと感性や空気感が凄くフィットをして観ることが出来るアニメだと思います。


そんな作品の主役に抜擢をされた前田玲奈さん。恥ずかしながら、自分はこれまでにそのお名前を意識したことがなかった声優さんでして、「それでも世界は美しい」で颯爽と登場をされた声優さん…という印象が強い。で、この方もやっぱり上手いんです。これが初の主役とは思えない位に、演技が堂にいっているしキャラクターの雰囲気にも合っている。また、ちょっと若い頃の林原めぐみさんを彷彿とさせる声質も前述した様な作品全体にそこはかとなく漂う90年代的な空気にマッチをしていて素晴らしいな、と。


本作で、前田さんはご自身の名義でエンディングテーマの「PROMISE」も歌われていて、"歌手"としての今後も楽しみ。大空さんも前田さんも、そのご年齢や声優としてのキャリアに比べて、演技がずっと上手くて器用な印象を受けるので、"主役"としての違和感が全くない。そういう新世代の声優さんが次々に出てきているのは、本当に凄いなぁと思うんです。




■この人は凄い! と思った声優さん、佐武宇綺さん




"凄い"といえば、これまたこの人は凄いなと思わされたのが、アイドルグループ9nine佐武宇綺さん! スペース☆ダンディのマスコット的なロボット、QT役を演じられていた女性声優さんでありアイドルさんですが、この方も凄く上手くて、最初に「スペース☆ダンディ」を観た時はてっきり本職の声優さんかと思った程でした。所謂"アニメの演技"に凄くフィットをされた芝居や声の出し方を完全にものにされているんですよね。非声優のタレントさんがアニメに出演をされた時に感じる様に違和感や演技上での誤差みたいなものが全然なくて。


自分はアイドルに余り明るくないので、9nineというグループ自体もSTAR DRIVER 輝きのタクトのオープニングを歌っていたアイドルさん…という知識しかなかったのですが、そのメンバーとこうした形で再開をすることになるとは思いませんでした。


佐武さんは、現在「それでも世界は美しい」にもニケの身の回りのお世話をするメイドさん役の一人として出演をされていて前田玲奈さんとも共演をされているんですが、声にエフェクトをかけていた「スペダン」でのQT役とは違って、素の声でアニメキャラとしての演技をされているんですが、それも声質がクリアで素晴らしいんです。


元々、アイドルとの兼業、アイドルからの転身…というキャリア、出自の方も多い声優という職業ですが、佐武さんは抜群にアニメ声優として仕事が上手くて、なおかつ現役でバリバリ人気アイドルグループとしての活動もこなされている方で…さっきから"凄い""凄い"ばっかり書いてて申し訳ないんですが、いや、本当に凄い方だなと思うんです。




■まとめ

こんな感じで、最近気になる声優さんを挙げてみれば、その若さと上手さに驚くばかり。前述したアニメ作品と同じく、まだまだ"新人"と呼べるキャリアの声優さんを主役に大抜擢していた未確認で進行形も素晴らしかったですし、こういうニュースター、ライジングスターと呼べる声優さんに巡り会えるのもアニメを観る楽しみの一つなのかな、と最近はよく思います。





勿論、そんな新世代の声優さんに混じって、ある程度キャリアを積んだ声優さんやベテランの声優さんの存在感というのもアニメの大きな魅力の一つ。"キャリア組""ベテラン勢"を中心にキャスティングを行っていたディーふらぐ!は、出演者さんそれぞれの持ち味がタップリと詰まった、これまたエキサイティングな作品でした。


そんなこんなで、若い世代の声優さんとキャリアを積まれた声優さん。それぞれの良さと持ち味が活かされる作品が今後も沢山作られると良いな〜と思うんですよね。はい。