お気に入りのUK PUNK BANDの映像をひたすら並べてみる

 
せっかく「けいおん!」のエントリを書いたので、ついでに音楽の話とか。
 
 
漫画を読みながら、Blogの更新をしながら、調べものをしている時のBGMに…最近、よくUK PUNKのCDを引っ張り出して聴いてます。
で、この辺のバンドってカッコイイ連中がたくさんいるのに、一般の音楽誌だとなかなかスポットライトがあたらないよねっていうのが自分の中であって、ピストルズ、クラッシュ、ダムド、ストラングラーズ辺りは音楽史的にも頻繁に取り上げられるんだけど、他はなかなかな〜っていう。「でも、それだけじゃないよね」っていうのが凄いあって。
 
で、今回は自分自身への備忘録という意味も含めて、最近よく聴いているバンドの映像をバーっと並べてみようと思います。
 
といっても、「DOLL」とか「レコードコレクターズ」みたいな雑誌のパンク特集では定番中の定番のバンドばっかりな上に、時代もかなりバラバラなんですが…。自分自身も、この辺はまだまだ勉強中なので、「ややメジャー」「ちょいマイナー」くらいのバンドを中心にいくつか挙げてみたいと思います。
 
●The Vibrators●

V2

V2

で、最初はコレ。
 
イギリスのアーリーパンクの代名詞みたいなバンドであるにも関わらず、未だにパーマネントな活動を続けているっていうのが先ずスゴイ! Stiff Little Fingersも、このバンドの曲名からバンド名をとったというエピソードもあるくらい、パンク勃興の頃から活動している人たち。
このバンドのベーシストである、パット・コリアーが自分が大好きなイギリスのシンガー・ソング・ライターのロビン・ヒッチコックの盟友で、度々ロビンのアルバムに名前がクレジットされているのを見て、そこから好きになったバンドです。
 
■The Vibrators / Automatic Lover
 
見てるコッチの手がつりそうな超高速ギターカッティング! 最高!
 
 
●THE BOYS●
Boys

Boys

先ず、「BOYS」っていうシンプル過ぎるバンド名がカッコいい!
90年代に、ミッシェル・ガン・エレファントがEPのカップリングで彼らの楽曲をカヴァーしてましたよね。
楽曲の良さの割には、イマイチ地味なバンドだと思うんですが、世間一般での評価ってどんなもんなんだろう?
ポップなメロディーとヤケッパチなヴォーカルスタイルが大好きです。
 
■THE BOYS / sick on you
 
 
●EATER●
THE ALBUM: 2CD EXPANDED EDITION

THE ALBUM: 2CD EXPANDED EDITION

メンバーが全員10代だった、元祖ガキパンク。
あまりにもメンバーの平均年齢が低すぎたのと、若さゆえの猪突猛進な歌詞のせいで、何だったらイロモノに見られてる感もありますが、いやいや楽曲の良さはなかなかのものです。
ジャケットにアリンコの写真を持ってくる、その辺のちょっとズレたセンスも含めて非常に愛らしいバンドだな、と。
 
■EATER / Lock It Up
 
 
●Slaughter and the Dogs●
Do It Dog Style

Do It Dog Style

確か、マンチェスターのバンド。自分が所有しているのは、UK盤のCDなんですけど、何年か前に日本で紙ジャケ化もされましたよね。
「ちょいマイナー」どころか、十分メジャーなバンドかな?
マンチェスターといえば、BUZZCOCKSみたいにポップな音を出すパンクのバンドがいて、ぐっと時代が下るとマンチェスター・ムーヴメントがあって…と、ポップ・ミュージックの発信源的なイメージがありますが、基本的にはこういうタチの悪いゴロツキがたむろする街なんだろうなーっていうのが良く分かる、ヤサぐれた荒々しいロックンロール。後に、GBHとかハードコアの人たちもカヴァーしてました。
 
■Slaughter and the Dogs / Victims of the vampire
 
 
●Rich Kids●
Ghosts of Princes in Towers

Ghosts of Princes in Towers

これも有名どころ。ピストルズのベーシストをクビになったグレン・マトロックが結成したバンドで、ヴォーカルは後にUltravoxに加入したり、Thin Lizzyのサポートをやったりするミッジ・ユーロNew Waveバンドやハードロックの人たちと繋がってたりする、この時代故の自由さが好きです。
音の方は、非常にポップなパンクロックで、グレン・マトロックが如何に優れたソング・ライターだったかが良く分かる内容。
日本盤はず〜っと廃盤になってたり、音楽誌でもあんまり触れられることがない気がしますが、グレートなバンドだと思います!
シド・ヴィシャスだけじゃなくて、グレンにもたまにはスポット・ライトをあててあげてください…。
 
■Rich Kids / Ghosts of Princes in Towers
 
 
●THE STIFFS●
Punk Collection

Punk Collection

極上のメロディーを奏でる、パワーポップのバンド。70年代末に結成され、一旦解散しちゃうんだけど、21世紀に入ってから再結成を果たし、来日公演も行っています。
上記のCDは、ディスコグラフィー盤。当時のライブ時のフォトやEPのジャケットなんかがライナーノーツには載ってるんですが、それなんかもエルヴィス・プレスリーが原色のジャケットを着て踊っているイラストが描いてあったりで、とにかくハッピーな感じ。
あんまり有名じゃないかもしれないけど、とにかく曲が良い!
 
■THE STIFFS / Volume Control
 
再結成後のライブ映像なんですけど、年はくってもメチャクチャ、カッコいい!
大好きなバンドです。
 
 
Neon Hearts●
Popular Music

Popular Music

何か数年前に、突然アルバムがCDで再発されて、タワレコで視聴して気に入ったんで買ったバンドです。
詳細は良く分からないのですが、このアルバムが唯一のマテリアル…なのかな? メンバーの中にサックス奏者がいる珍しいパンクバンドで、アルバムのアートワークの通り、ちょっとひねたアート感覚でNew Waveを先取り。そんな音。
 
■Neon Hearts / Popular Music
 
 
●Jilted John●
Punk Sampler: Kill All Hippies

Punk Sampler: Kill All Hippies

このバンドも詳細がよく分からないんですけど(笑)。「KILL ALL HIPPIES」っていうチープサンプラー(ヒドいタイトル…)に入っていて一聴して以来、自分のお気に入りの中にずっと入っている曲。
ちなみに、このサンプラーセックス・ピストルズ(何故か、ライブ音源)から、DISCHARGE、果てはジョニー・サンダースまでもが一編に入っている節操のなさで怪しさ大爆発です。
もしかしたら、イギリスのバンドですらないかもしれないけど、Youtubeで動画を探していたら、「Top of the Pops」出演時の映像が見つかったので、多分メンバーはイギリス人なんだと思います。
で、このライブの映像がまたおもしろい!
 
■Jilted John / Jilted John
 
何でしょう? 衣装とかもカートゥーン感覚というか、コミカルで見ていて凄い楽しいですよね。反逆の音楽であるパンクといえど、シリアスな面ばかりじゃないんだぞ、みたいな。ずっと変な踊りをしているコーラスの人は何なんだろう?
 
 
●REZILLOS●
Can't Stand The Rezillos: The (Almost) Complete Rezillos

Can't Stand The Rezillos: The (Almost) Complete Rezillos

で、コミカルなパンクバンドといえば、やっぱりレジロス!
エルヴィス・プレスリーの出来損ないみたいなユージンと、素っ頓狂な声で歌うフェイの馬鹿コンビをメインに据えた男女ツインヴォーカル。
とにかく、どの楽曲もポップでキラキラしていてロックンロールの楽しさが目一杯つまった珠玉のバンド。
何故か、Dinosaur Jr.のJ.マスシスに多大な影響を与えたことでも有名。
 
■REZILLOS / Destination Venus
 
 
と、レジロスでハッピーに締めた辺りで、このエントリも終了です。
時間があったら、次回はOi PUNK特集か、Neo Mods特集で!(笑)