METAMORPHOSE SPRING 12に行ってきました!

 

 
メタモルフォーーーーーーーゼ!!(掛け声と共に、運転していたダンプカーが巨大な人型ロボットへと変形。地球を守る為に、宇宙から飛来した悪のインベーダー軍団と死闘を繰り広げながら)
 
遅ればせながら、皆さん、GWは如何お過ごしだったでしょうか? きっと、この度の大型連休を利用して、それぞれのレジャーをエンジョイされたことと思います。恋人がいる人なんかは、自宅でラブホで或いは開放的に真夜中の公園でと、ここぞとばかりにヤリまくったことかと思われます。
 

 
FU×K!
 
ちなみに私は、GWのお休みは一日しかありませんでした…。そして、私には恋人もいません(住吉加奈子さんという脳内嫁ならいますが)…ので、まぁ、「COMIC 1」とか「コミティア」とかの大きな同人誌即売会であるとか、アブドーラ小林石川修司の蛍光灯306本デスマッチが行われた大日本プロレス横浜文化体育館大会とかで浮かれる世間を余所に粛々と職場で仕事をこなし、家でシクシクと泣いては加奈子さん(脳内嫁)にヨシヨシと慰められる日々を送っていました。あと、パソコンが壊れました。そんな訳で、一か月以上前のGWの話題を今更書いているなうで今現在かつ目下現段階のing。こうして改めてテキストに書き起こしてみると割と悲惨。
 
そんなわけで、結構にダークな感じ(アナキン・スカイウォーカーが即、ダースベイダーに堕ちるレベル)で過ごした5月でしたが、実はそれなりに楽しい思いもしていまして…何と! 小生!!
 

 
METAMORPHOSEに行ってきたメェーン!!
(興奮し過ぎて、この後、過呼吸
 
友だちに「今年、METAMORPHOSE行くねん」って言ったら、「そんなモテイベントに行くなんて、一体どうしちゃったんですか?」って言われた非モテの私こと小生ですが、いや〜一度行ってみたかったんですよね。METAMORPHOSE! とはいえ、本来なら山梨の野外でオールナイトで行われるこのイベント。社会人でなおかつ、世間一般と休日がことごとく合わないサービス業に就いている小生としては、どーしても参加に際して腰が重くならざるをえなかったわけよ。その腰の重さたるや、格闘家でいったら"喧嘩番長"高谷裕之並み。ビビアーノ・フェルナンデスのタックルを食らっても倒れない。
 
ところが、昨年の同イベントは惜しくも台風直撃の為に中止になり、今年は春に開催時期がズレ込んだ上に、初となる屋内での開催に。しかも、ライブアクトのヘッドライナーにはThe Flaming Lipsが!(って、この人たちは本当は昨年のMETAMORPHOSEに出てるハズだったんですよね…再来日してくれたことに感謝!)…と、テクノに全く詳しくない自分のような人間でも興味をそそられるラインナップ。コレ、逃しちゃうともう二度と行く機会ないかもな〜と思い、思い切ってチケットを買っちゃいました!
 
そんなわけで、今回のエントリではMETAMORPHOSEの参加リポート(別名「個人的な思い出日記」)をアレやコレやと! ザ・チラ裏エントリ! そんなノリでジャガー!!(Underground Resistance
 


 
 

■映・像・音・圧

…と、まぁ、そんな感じで期待感一杯だったMETAMORPHOSEですが、ライナップ発表の際に楽しみにしていたアーティストが、蓋を開けてみれば出番がモロ被りしているというタイムテーブルを見てテンションガタ落ちした上に、ここ最近は心身共に不調が続いていた為、当日の気分はMステに出ている時のタモさんくらいローテンション。それが響いて、事前にこれまた楽しみにしていたオマー・ロドリゲスを思いっきり見逃すくらいの遅めの会場入り。ザ・昼過ぎ。さらば、アフロ。
 
まぁ、それでも来たからには楽しむかと気持ちを切り替え、先ずはライブステージでGORILLAZ SOUND SYSTEMを観ることに。アニメーションのキャラクターがメンバーでお馴染みのGORILLAZ。果たして、どんなステージになるもんかと思っていたのですが…いや、コレがホントのホントに凄まじかったです!
 

 
ステージは手前に透過性のあるスクリーン、奥に通常のスクリーンを配し、二面のスクリーンに挟まれるようにメンバーが演奏を開始。ステージには、デーモンが操るDJセットとPC、そして、ドラムとパーカッション。デーモンのDJプレイに合わせて映像を流し、そこに生演奏のドラムとパーカッションが乗っかることで低音とリズムが強調され、狂乱の音と映像の空間が発生。
 
そこから生み出されるのは、最早、暴力的とさえ言える程の多幸感と高揚感。
 
音だけでも盛り上がりがトンデモないことになっているのに、そこにGORILLAZのアニメーションやら3Dの映像やらPVやらを二面のスクリーンで次々に流し、ドラム&パーカッションの二人はフリーキーにビートを叩きまくり、時にステージの上を歩き回って客席を煽りまくる。やってる音楽とバンドの構成は、所謂"クラブ・ミュージック"にカテゴライズされるものだと思うんですが、ほとんどハードコアパンクのような圧倒的な音と勢いに溢れていて、そこに映像の視覚効果までが加わるものですから…いや、衝撃的なステージでした。
もう、一曲目の"Feel Good Inc."のPVがスクリーンに流れて、DE LA SOULのメンバーの顔が大写しになった瞬間に幸せ過ぎて涙が…。
 


 
そして、デーモンが途中でThe Jackson 5の"I Want You Back"を掛けた瞬間に「そ…そんなベタな選曲…」と思いながらも、やっぱり幸せ過ぎて涙。余りにも感動的過ぎるステージング。完璧過ぎる90分間の音の空間。…GORILLAZ SOUND SYSTEM、本当に素晴らしいステージでした。
 
初のMETAMORPHOSE体験。もう一発目から、完全にヤラれちゃいました。
 
 

■電・子・生・音

GORILLAZで、想像以上の感動と大変な感銘を受けた後に、今度はGALAXY 2 GALAXY。テクノを全く知らない自分ですが、Underground Resistance関連はCDを集めているくらい好きなんで、コチラも楽しみにしていたバンド。
 
生音と電子音の融合は、やっぱり生で観てみると流石の迫力と気持ちよさ。何はともあれ、サックスがよく鳴くな〜と思いながら観てました。
 
と、GALAXY 2 GALAXYを観つつも、どうしても裏でやっているアフリカ・バンバータも観たかったので、ちょっと浮気して隣のDJステージへ。ラッパーとダンサーを携え、テクノとヒップホップな選曲で客席を沸かすアフリカ・バンバータの姿に感動。御大、メチャクチャにノリノリでした。
…ただ、やっぱりアフリカ・バンバータっていうと"Planet Rock"(GORILLAZもこの日のDJでこの曲を掛けてた!)のPVのファンキー過ぎる衣装のイメージが強かったので、どんだけ凄い格好で来るんだろうって思ってたんですけど…バンバータ、普通にTシャツとキャップのカジュアルなヒップホップ・ファッションでそこだけがちょっと残念でしたね。
 


 
バンバータを観て、再度、GALAXY 2 GALAXYに戻ってみれば既にステージは終盤で、ラスト二曲は鉄板の"The Jagur"と"Hi Tech Jazz"。自分でも「ミーハーだな、俺…」と思うくらいに大興奮。生で聴く名曲自体も勿論、素晴らしかったんですが、周りで踊っている人たちも皆、超笑顔。そのせいか、"Hi Tech Jazz"のあのメロディが流れた瞬間に、周りの光景がキラキラして見えた…のが自分の中で非常に感動的でした。
 


 
 

■会・場・風・景

そんな素晴らしいライブを二本続けて観るも、虚弱体質の自分はGORILLAZとGALAXY 2 GALAXYでアッサリと体力を消耗。DJステージでLindstromをチラ見(でも、音がハードにビコビコいっていて、かなり自分好みでした)しつつ、座っちゃうと寝てしまいそうな疲労感の中で、The Flaming Lipsの開演時間まで会場内をひたすらうろついていました。
 
と、そんな朦朧状態で撮った会場内の写真を何枚か!
 

 
会場内にある不思議オブジェ。
 

 
アチコチに散らばる不思議オブジェ。7つ集めると神龍が出てきて、願い事を叶えてくれます。ギャルのパンティーとかくれます(適当)。
 

 
そんな不思議オブジェの数々を眺めながら、飲むと気持ちよくなれる不思議ドリンクも飲みます。700円(フェス価格)。
 

 
不思議煙草を吸う為の不思議喫煙所も無駄に発光したり、無駄にレーザーとか飛ばしていて無駄にサイケデリック! この無駄なレイヴ感が何だか、とってもしゃらくさいですね!(毒)
 

 
不思議ライトで不思議スクリーンを照らす不思議女性にも出会いました。話を聞いてみると、コレ一本で食べているそうです。かなりの職人的な技術が必要で、この仕事でだいたい年に3,000万円程稼いでいるとのこと。税金対策が毎年大変だそうです(超適当)。
 

 
そして、富む者あれば貧する者あり。不思議テントの下で炊き出しを待つ人々です(この国の現実)。
 


 
踊り疲れた挙句、Minor Threatのジャケットみたいになってるカップルです(Out of step
 
 
 
ウチの嫁です(照)。
 

 
井上雅央選手です(熱)。
 

 
猫です(karimiさんトコの)。
 
そんな感じのMETAMORPHOSE。体力の限界に突入しながらも、次はいよいよ今回のお目当てであるThe Flaming Lipsの出番! が、裏ではエイドリアン・シャーウッドのDJプレイが(小生、熱狂的なUKニューウェーヴファンです)! まさに、どっちを取るかの究極の選択! いうなれば、ランカ・リーを取るかシェリル・ノームを取るかの「マクロスF」みたい!!(全然違う)
 


 
うん、やっぱり全然違う! 君は誰とキスをする!! というわけで、ここは初志貫徹で、The Flaming Lipsのステージをフルセットで楽しむことにしました。
 
 

■幻・想・舞・台


 
そして、念願のThe Flaming Lipsのステージへ。もう、セッティングの時点で色々と変なモノがステージに転がる中、その幻想的でサイケデリックなライブを演出する舞台が次々に組み立てられていく。そして、途中で機材チェックの為にフラリとステージに現れたウェイン。いきなり、客席に向けて巨大クラッカーを発射! 一気にテンションが上がるフロア。ステージのスタート前から、このサービスとエンターテインメント精神。もう、この時点で期待感で胸が一杯に。
 
そして、幕を開けたステージは…。
 
バックに置かれた巨大なモニターの映像と、フロアを覆い尽くすばかりに舞い散る紙吹雪や紙テープ、そして、カラフルな巨大風船。ウェインが手にした巨大な手のオブジェからは、レーザー光線が放たれ、それがステージの上にあるミラーボールに反射し客席へと降り注ぐ。ステージ横では、「オズの魔法使い」のキャラクター達のコスプレをして踊るエキストラの皆さんがいて…と、話には聞いていたものの、その期待値を遥かに上回る夢のようなステージが繰り広げられていました。
 
何よりも轟音かつでサイケデリックながらも、そこか暖かみを感じさせるバンドサウンドとウェインの独特な歌声が堪らなく気持ちいい。
目で耳で、視覚と聴覚を強烈に刺激する幻想の世界。もう、本当に夢の世界が目の前にある、そんな錯覚を覚えるくらいに物凄く幸せで感動的な光景。"The Yeah Yeah Yeah Song"をオーディエンス全員で歌った瞬間の会場の一体感と気持ちよさとか抜群でした、本当に…。
 


 
最後は全員笑顔のオーディエンスと共に"Do You Realize?"の大合唱で締め。
 
GORILLAZと同じく、コチラも多幸感と感動で途中で泣きました…。最高のステージ! The Flaming Lipsのステージを観たことがない人は絶対に生で一度観た方がいいと思います! 私もまた観たい!!
 
 

■回・顧・結・論

この後、The Flaming Lipsのステージに感動する余り、元気になったと勘違いした私は、その後にDJステージでデリック・メイを観たんですが、この直後くらいから疲労と酔いで完全に記憶が曖昧に…。一歩も動けなくなってしまい、結局、朝まで会場で過ごしました(馬鹿)。
 
ほとんど寝ていたんですが、それでも、根性を出して途中で起きてティム・デラックスは観ましたね。何か、Basement Jaxxの曲を掛けてた…ような? ボンヤリとした記憶はあるんですが、完全に体力の限界&体調最悪だったんで物凄くアブストラクトなメモリーです!
 
そんなこんで、朝まで満喫した初参加のMETAMORPHOSE。屋内での開催ということで、このイベントを楽しみつくした! というのはムリがあると思うんですけど、それでも大変に楽しかったですね! 何より、GORILLAZとThe Flaming Lipsのステージが素晴らし過ぎました。
 
というわけで、朝帰りした(ボロボロの身体で東京駅に着いたら、これからディズニーランドに向かう元気いっぱいの家族連れと擦れ違いまくって切なかった)日曜日は流石に身体を休め…
 

 
はせずに、午後から今度は今井麻美さんのライブに行ってきたメーン!(吐血)
 
そんな感じで次回のエントリに続きます。あと、今回のエントリ、各見出しのタイトルが「○・○・○・○」の漢字四文字で統一してあるんですけど、一応「仮面ライダーフォーゼ」の各サブタイトルに掛けてあります。「メタモル"フォーゼ"」なんで。ジャ・ジャ・ジャ・ジャ・ジャ・ジャガーーーーーーー!!(DJ Rolando)
 


 
 
 
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