週刊少年チャンピオン「ケルベロス」のフクイタクミ先生はプロレスファンなのではないだろうか?

 

 
週刊少年チャンピオン連載のフクイタクミ先生の漫画作品ケルベロスが尋常じゃないくらいのテンションでおもしろく、毎週木曜日は震える手でチャンピオンのページを捲りながら「フクイ先生…しょ、正気ですかぁ!?」と絶叫した後に、「アメトーーク!」を見て「ハハハッ」と笑って眠る日々です。
アニメ版「にゃんこい!」が終わった今、週刊少年チャンピオン」と「アメトーーク!」だけが木曜日を生き抜く心の拠り所です。この二つがあれば、「にゃんとかなる!」って前を向けるよ、正ににゃんだふる!
 
そんなわけで、皆さん読んでますか? 「ケルベロス」。王道の少年漫画が持つ圧倒的な熱量に加えて、主人公の幼馴染ヒロインである鶴原友恵さんが本当におっぱいが大きい可愛いにも関わらず、毎回毎回酷い目に合ったり、酷い目に合ったり、酷い目に合ったりする様が堪らなく素晴らしいわけですが、その辺りの作品本来の魅力とは別に、この漫画を読む度に自分の中で「ある疑惑」が日に日に大きくなっています。
 
 

■「ケルベロス」劇中のプロレスチックな描写について

その疑惑というのは、作者であるフクイタクミ先生はプロレスファンなのではないだろうか? というものです。
例えば、今週号のチャンピオンでは落ち込んでいる景を励ますために、肉体言語に本音を交えて彼と接する鶴原さんの姿が描かれているわけですが、そこで鶴原さんが使っているのが何故か…。
 

 
激シブなプロレス技である「サーフボードストレッチ」
 
サーフボードストレッチ…またの名を、波乗り固め…は、数多あるプロレス技の中でも、かなり古典的で渋い技と言えます。技の過激化、ハイスピード化が進んだ現在のプロレス界では、その地味な見た目から試合中に余りスポットライトが当たる機会はありません。
最近では、全日本プロレスの重鎮、大ベテランレスラーの渕正信(56歳、独身)が、全日ジュニアのエース選手であるカズ・ハヤシとのタイトルマッチで、大技に頼らずこの技を巡る攻防だけで観客を魅了し、試合に惹き付けたことがファンの間で話題になりましたが…まぁ、所謂「テクニシャン」とか「燻し銀」とか言われるタイプの渋めのレスラーが使うと映える…そんな技です。
 

鶴原さんのサーフボードストレッチと、カズ・ハヤシに同じ技をかける渕正信
 
一方で、相手の手を掴んだ状態、プロレスで言うところの「手四つ」からパワーで相手をねじ伏せるという豪快な動きも見せる鶴原さん。
 

 
<ハルク・ホーガン vs. アルティメット・ウォリアー>

 
上記動画の終盤で見られる攻防のように、これもプロレスではパワーファイター系のレスラーが己の力をアピールするために行う定番のムーブです。
 
派手な技や直接的なオマージュの描写こそないものの、サーフボードストレッチのような技巧派のレスラーが使う関節技から、パワーファイター特有の手四つからの怪力アピールまで、ふり幅の広いプロレスムーブを使いこなせる鶴原さん。
プロレスファンである自分なんかは、この辺りの描き方にビンビンと感じるものがあるわけですよ。
 
 

■鶴原さんとジャンボ鶴田の関係について勝手に妄想

こういった描写だけでなく、「ケルベロス」にはプロレスファンの嗅覚を刺激する要素が存在します。
 
それというのは、ずばりヒロインの名前です!
 
鶴原さんといえば、その愛くるしいジャンボなおっぱいの大きさ身長がチャームポイントなわけですが、「ジャンボ」なプロレスラーといえば、全日本プロレスマットで「怪物」と呼ばれた伝説の名レスラー、ジャンボ鶴田
そして、ジャンボ鶴田の本名は「鶴田友美」であり、これは鶴原さんのフルネームである「鶴原友恵」という名前に似ていなくはないでしょうか?
 
というわけで、両者を並べてみると…。
 

ジャンボ鶴田と鶴…原さん?
 
あぁ、すいません! 間違いましたっ!! コレじゃなんだか分からないですよね…。
 

鶴田友美と鶴原友恵。
 
おぉ! 並べて見てみると、ソックリだ!!(えぇ〜っ)
 
ジャンボなヒロインの名前はジャンボ鶴田へのオマージュ…というのは、いくらなんでもプロレスファン特有の誇大妄想、かなり苦しい気がしますが、前述のサーフボードストレッチや手四つの描写を見た後だと、何だかこれもありえそうな気がしてきます。
 
というわけで、自分はフクイタクミ先生は、かなり熱心なプロレスファン(しかも、全日派)ではないかと勝手に睨んでいます。
 
 

■まとめ

今週の「ケルベロス」が余りにもおもしろかったのと、鶴原さんが可愛すぎたのと、あとプロレスチックな匂いがする描写が劇中に登場したことでテンションが上がって今回は好き勝手に書かせていただきましたが、こういう重箱の隅を突付くような勝手な妄想を抜きにしても、「ケルベロス」熱くて凄い漫画だと思います!
 
でも、フクイ先生、実際のところプロレスはお好きなんでしょうかね? まぁ、イチ漫画ファン、イチプロレスファンとして勝手に興味をそそられるところではあります。
今後も、幼馴染ヒロイン、鶴原さんのプロレスムーブを受けて、悶絶する主人公っていう幸せな絵は見続けたいなぁ。
 
 

■おまけ


 
マウントポジションから、景をボコボコにする鶴原さん。
彼女、プロレスだけじゃなくてシュート(真剣勝負)も強いですよ。多分。
 
 
 
<関連エントリ>
■漫画、アニメに見るプロレス技の描写について - 週刊少年チャンピオン「シュガーレス」と「バカとテストと召喚獣」
 
<関連URL>
■週刊少年チャンピオン 2010年6号(漫画脳)

あとちびっこ男子とでかい女子で幼馴染みってツボすぎる。ごちそうさまです。
(中略)
友恵ちゃんのおっぱいをしたからもちあげてわっしょいわっしょいしたい。

毎週、熱いチャンピオン感想を書いてらっしゃるササナミさんの「ケルベロス」レビュー。
くっ…同感過ぎる…。
 
■「ケルベロス」でのフクイタクミ先生の女の子いじめっぷりが素晴らしすぎる件。(たまごまごごはん)